動画制作で使う音源サブスクを探すとき、国産のAudiostock(オーディオストック)と海外発のArtlist(アートリスト)は必ず比較候補に挙がります。
どちらも商用利用できるロイヤリティフリー音源ですが、料金の仕組みや楽曲の方向性、日本語サポートの手厚さは大きく違います。
YouTuberや映像編集者、企業の広報担当の方が「自分の制作スタイルにどっちが合うのか」で迷いやすいのが、この2つのサービスです。
料金だけを見て決めてしまうと、後から使い勝手のギャップに気づくこともあります。
安心のAudiostock、高品質のArtlistと性格が分かれます。
AudiostockとArtlist、正直どっち選べばいいん?
用途で決まるのじゃ!安心の国産か、海外品質かじゃな。
この記事では、YouTuberやVTuber、SNS動画クリエイター、企業のマーケ担当の方に向けて、AudiostockとArtlistを料金・商用利用・音源数・音質・日本語サポート・YouTube収益化の6つの観点で1つずつ比較します。
それぞれ「どちらがどれだけ良いか」だけでなく「逆に注意すべき点」まで整理します。
最後にタイプ別で自分にはどっちが合うのかまで示すので、読み終えるころには合う1本が選べるはずです。
AudiostockとArtlistのサービス内容比較一覧表
※料金は2026年6月時点・最新は各公式サイトで要確認。楽曲数と効果音は集計基準が各社で異なり単純比較不可・概数です。両社とも商用利用OKです。
AudiostockとArtlistを比較!基本スペックと性格の違い
AudiostockとArtlistは、どちらも商用利用OKのロイヤリティフリー音源サブスクという点では同じ仲間です。
ですが料金の仕組み・楽曲の方向性・日本語サポートという軸で見ると、性格がはっきり分かれます。
ざっくり言えば、Audiostockは「国産の安心感と柔軟な料金」、Artlistは「海外品質の楽曲とブランド感」が持ち味です。
まずは2つの性格の違いを、図で一目で押さえておきましょう。
ロイヤリティフリーとは…一度契約または購入すれば、規約の範囲内で追加の使用料を払わずに音源を使い続けられる仕組みのことです。著作権を放棄しているわけではないので、規約の確認は必要です。
Audiostockは日本発で、規約もサポートも日本語です。
権利確認に慎重な企業の広報担当の方や、初めて音源サブスクを使うYouTuberでも、安心して始められます。
Artlistは海外発で、1曲ごとの完成度と世界観の作り込みに定評があります。
おしゃれなVlogやシネマティックな映像を作りたいVTuberや映像編集者から、強く支持されています。
この性格の違いが、次に見る料金や音源数といった項目にそのまま表れます。
AudiostockとArtlistの違いを項目別に徹底比較
ここからは、動画クリエイターが最も気にする6つの観点で、AudiostockとArtlistを1つずつ比較します。
それぞれ「どちらがどの程度良いか」と「逆に注意すべき点」の両方を見ていきましょう。
自分がどの観点を重視するかを意識しながら読むと、合う方が見えてきます。
料金体系:単品も選べるAudiostock、使い放題のArtlist重要度:★★★★★
料金の考え方が、この2社では大きく違います。
Audiostockは月額のサブスクに加えて、単品購入ができるため、たまにしか使わない人でもムダがありません。
動画配信者プランは月858円(年間一括払い)から、商用利用に対応するスタンダードプランは月2,365円からです。
効果音を1音だけ欲しいときは、単品(効果音660円・BGM1,210円〜)の買い切りが便利です。
一方Artlistはサブスクのみで単品販売はなく、いちばん安いMusic & SFXプランが月1,590円です。
毎月コンスタントに音源を使う人ほど、使い放題のArtlistが割安に感じられます。
| 比較項目 |
Audiostock |
Artlist |
| 最安月額 |
858円〜 |
1,590円〜 |
| 単品購入 |
BGM1,210円〜 |
なし |
| 向く使い方 |
月に数本のライト層 |
毎週更新の多作層 |
たとえば月に数本しか動画を出さないSNS動画クリエイターの方なら、Audiostockの単品購入で必要な曲だけ買う形が向きます。
逆に、毎週YouTubeを更新するYouTuberの方なら、使い放題のArtlistのほうがトータルで安くなりやすいです。
Artlistは単品購入がなく、たまにしか使わない人には割高です。
またAudiostockの動画配信者プランは本人の動画配信用途に限られ、クライアントワークにはスタンダードプランが必要な点も覚えておきましょう。
Audiostockのスタンダードには30日間の無料トライアルがあり、まず音の相性を試してから本契約に進めます。
Artlistも無料登録だけで楽曲の検索と試聴ができるので、どちらも「先に音を確かめてから支払う」進め方ができます。
使う本数が読みにくいうちは単品も選べるAudiostockで始め、投稿ペースが固まってから使い放題へ乗り換えるのも無理がありません。
単品でも買える国産なら
商用利用とライセンス範囲の違い重要度:★★★★☆
どちらも商用利用とYouTubeの収益化に対応しており、契約中にダウンロードした素材は解約後も既存の作品で使い続けられます。
違いが出るのは、プランごとの利用範囲と規約の言語です。
Audiostockは、動画配信者プランが本人配信用途に限られ、クライアントに納品する動画にはスタンダードプラン以上が必要です。
規約もサポートも日本語で、社内の権利確認が通しやすいです。
これは企業の広報・マーケ担当の方が社内で稟議を通すときの、大きな安心材料になります。
Artlistも個人向けプランと法人向けのMaxプランで条件が変わり、企業利用では上位プランの範囲を確認する必要があります。
Artlistの規約は英語中心のため、細部を確認するには多少の英語が必要です。
権利まわりを日本語で完結させたい方はAudiostock、海外案件も見据える方はArtlistが合います。
「ロイヤリティフリー=何をしても自由」ではありません。両サービスとも、素材そのものの再配布や、音源単体での販売は禁止です。使う前に一度は規約に目を通しましょう。
BGM・効果音の音源数の違い重要度:★★★★☆
音源の量では、Audiostockが大きくリードします。
Audiostockは楽曲が約49万、効果音が約50万と国内最大級の数を誇り、和風や企業VP向けのBGMも豊富です。
効果音の点数も多く、ゲーム実況やバラエティ系の動画で「ちょうどいい音」を探しやすいのが強みです。
Artlistは楽曲が約3万、効果音が約5万と数では及びませんが、その分ライブラリが厳選されています。
幅広いジャンルの音をたくさん使い分けたいYouTuberには、曲数の多いAudiostockが探しやすく感じられます。
ただし数が多いほど、目当ての曲を探す手間も増えます。
テイストが決まっている映像編集者なら、厳選されたArtlistのほうが迷わず選べる場面もあります。
たとえば効果音を多用するゲーム実況やバラエティ動画では、約50万点から選べるAudiostockが圧倒的に探しやすく感じられます。
逆に、決まった世界観のVlogを丁寧に作り込むVTuberなら、Artlistの厳選ライブラリでも十分に足ります。
音源数は「多ければ良い」ではなく、自分の動画がどれだけ幅広い音を使い分けるかで評価が変わります。
音質・楽曲の方向性の違い重要度:★★★★★
1曲ごとのクオリティと世界観では、Artlistに軍配が上がります。
Artlistは楽曲の完成度と世界観の作り込みに定評があり、映像の雰囲気を一段引き上げます。
海外のおしゃれなVlogやシネマティックな映像に合う楽曲がそろい、作品の空気感を格上げしてくれます。
Audiostockは、日本の映像に自然になじむ和風のBGMや、企業のPR動画に合う落ち着いた楽曲が豊富です。
一方でAudiostockは、海外風のトレンド感が強い楽曲は数がやや控えめです。
海外風・作品性を重視するVTuberや映像編集者にはArtlist、日本の映像や和風の演出にはAudiostockが向きます。
プロ並の動画品質なら
日本語サポートの違い重要度:★★★★☆
安心して使い続けられるかは、サポート言語も関係します。
Audiostockは国産サービスで、規約も問い合わせもすべて日本語です。
契約範囲に疑問が出てもその場で日本語で解消でき、初めての方でもつまずきにくいのが強みです。
支払いもクレジットカードのほかコンビニ決済や請求書払いに対応しており、法人の経理処理を通しやすいのも安心材料です。
Artlistは英語中心のため、規約の細部を読むには多少の英語が必要になります。
英語に抵抗があると、Artlistの規約確認でつまずきがちです。
とはいえ日本向けに円建て価格を出しているので、支払いのハードル自体は低く保たれています。
YouTube収益化のしやすさ重要度:★★★★☆
YouTubeの収益化は、どちらも対応しているので大きな差はありません。
両サービスとも契約中にダウンロードした素材は、規約の範囲内で収益化した動画にも使えます。
ただしプランによって商用の範囲が変わります。
収益化する人は、上位プランの条件を必ず確認しましょう。
著作権申し立て(Content ID)は、他人の権利を持つ音源を使うと収益化が止まる仕組みですが、両サービスの音源は規約を守れば基本的にこの心配がありません。
もし迷う最大の理由が著作権申し立て対策そのものなら、配信者向けに運用が最適化されたEpidemic Soundも候補に入ります。
とはいえAudiostockもArtlistも収益化自体は問題なくでき、あとは料金や音の方向性で選んで差し支えありません。
複数チャンネルを運営するYouTuberは、どのプランが何チャンネルまでの収益化に対応するかを、契約前に確認しておくと安心です。
AudiostockとArtlistはどっちがおすすめ?タイプ別の選び方
AudiostockとArtlistは、どちらが上というより「合う人が違う」サービスです。
ここでは、動画クリエイターのタイプ別に、どちらを選ぶと満足しやすいかを整理します。
判断のポイントは、日本語での安心感を取るか、楽曲のクオリティを取るか、そして収益化をどこまで重視するかの3つです。
どちらも無料で試せるので、迷ったら実際に音を聴き比べてから決めるのが確実です。
安心・国内サポート・単品購入重視ならAudiostock重要度:★★★★★
規約やサポートを日本語で確認したい方、権利まわりに慎重な企業の広報・マーケ担当の方は、Audiostockが向いています。
単品購入があるので、投稿本数が少ない人でもムダなく使えます。
効果音やナレーション用のボイス素材まで1か所でそろうため、ゲーム実況から企業のPR動画まで幅広い用途をカバーできます。
支払いもコンビニ決済や請求書払いに対応しており、法人の経理処理を通しやすいのも安心材料です。
国内の音源サブスクなら
楽曲のクオリティ・世界観・使い放題重視ならArtlist重要度:★★★★★
映像の雰囲気を音でワンランク上げたいYouTuberやVTuber、シネマティックな作品を目指す映像編集者の方には、Artlistがおすすめです。
毎月コンスタントに動画を出す人ほど、使い放題のコスパも効いてきます。
海外風の映像やおしゃれなVlogを作りたいクリエイターにとって、1曲ごとの完成度の高さは他にない魅力です。
まずは無料登録で試聴し、自分の動画のテイストに合う曲がどれだけあるかを確かめてから契約を判断すると、月額をムダにしません。
プロ並の動画品質なら
YouTube収益化を最優先するなら第3の選択肢も重要度:★★★★☆
もし迷う最大の理由がYouTubeの収益化と著作権申し立て対策なら、2社に加えてEpidemic Soundも比較候補に入れましょう。
配信者向けに運用が最適化されており、収益化との相性で選ぶなら有力です。
チャンネル登録者が増えて、過去動画に後から著作権申し立てが入るリスクを避けたいYouTuberには心強い選択肢になります。
まずはAudiostockとArtlistを聴き比べ、収益化面が気になるならEpidemic Soundも試す進め方が確実です。
迷ったときの結論
安心と柔軟さで選ぶならAudiostock、楽曲のクオリティで選ぶならArtlist。まず片方を無料登録で試し、自分の動画に合うか音を確かめるのが失敗しないコツです。
AudiostockとArtlistの比較で失敗しない注意点
AudiostockとArtlistを比較して選ぶとき、後から「思っていたのと違った」とならないための注意点があります。
料金プラン・商用利用の範囲・解約後の扱いという3つは、契約前に必ず確認しておきましょう。
どちらも良いサービスだからこそ、自分の使い方に合った契約を選ぶことが満足度を左右します。
プランによって使える範囲が変わる重要度:★★★★☆
両サービスとも、最安プランと上位プランで使える範囲が異なります。
Audiostockの動画配信者プランは本人の動画配信用途に限定されており、クライアントワークなどのフル商用にはスタンダードプラン以上が必要です。
Artlistも個人向けプランと法人向けプランで条件が変わるため、企業利用を考える方は上位プランの範囲を確認しておきましょう。
「自分の動画で使うだけ」なのか「クライアントに納品する動画で使う」のかで必要なプランが変わるため、用途を先にはっきりさせておくと選び間違えません。
解約後のライセンスと料金の時点に注意重要度:★★★★☆
どちらも契約中にダウンロードした素材は解約後も使えますが、細かな条件は規約で確認が必要です。
解約したからといって、公開済みの動画から音源を削除する必要はありません。
ただし新規のダウンロードはできなくなるため、必要な素材は契約期間内に確保しておきましょう。
また料金は改定されることがあるので、契約前に必ず各公式サイトで最新の金額を確認してください。
ドル建て換算の影響を避けて円建てで安定させたいなら、国産のAudiostockが安心です。
無料素材との違いを理解して選ぶ重要度:★★★★☆
AudiostockもArtlistも有料ですが、無料素材との差は「安心して収益化できるかどうか」に集約されます。
無料のBGM素材は手軽な反面、利用範囲があいまいだったり、後から規約が変わったりすることがあります。
一度ついた広告収益が、無許可の音源を使ったことで取り消されるケースもあり、企業案件では信用問題にも直結します。
月々わずかな金額で、こうした収益化のリスクや権利確認の手間から解放されると考えれば、有料サブスクは決して割高な投資ではありません。
無料の音源素材を「著作権フリーだから大丈夫」と安易に使うと、収益化の停止や動画削除につながることがあります。商用利用を前提にするなら、規約が明確なサブスクを選ぶのが結局いちばん安全で時短になります。
AudiostockとArtlist比較のよくある質問
AudiostockとArtlistはどっちが安いですか?
最安プランで比べると、Audiostockの動画配信者プランが月858円、ArtlistのMusic & SFXプランが月1,590円で、Audiostockのほうが安く始められます。ただしArtlistは全プラン使い放題のため、毎月たくさん使う人はArtlistのほうが割安に感じられる場合もあります。
どちらも商用利用やYouTubeの収益化はできますか?
はい、どちらも商用利用とYouTubeの収益化に対応しています。契約中にダウンロードした素材は、規約の範囲内で商用の動画にも使えます。ただしプランによって利用範囲が変わるため、法人利用の場合は上位プランの条件を確認してください。
単品で1曲だけ買うことはできますか?
単品購入ができるのはAudiostockです。BGMは1,210円から、効果音は660円から1点ずつ買い切りできます。Artlistは単品販売がなくサブスクのみのため、必要な頻度に合わせて選びましょう。
解約したら、それまで使った音源は使えなくなりますか?
いいえ、どちらのサービスも契約中にダウンロードした素材は、解約後も既存の作品でそのまま使い続けられます。公開済みの動画から音源を消す必要はありません。ただし解約後は新しい素材のダウンロードができなくなります。
日本語のサポートはありますか?
Audiostockは日本発のサービスで、規約もサポートもすべて日本語です。Artlistは英語中心のため、規約の細部を確認するには多少の英語が必要になります。日本語での安心感を重視するならAudiostockが向いています。
効果音はどちらが充実していますか?
効果音の点数はAudiostockが約50万点で、Artlistの約5万点を大きく上回ります。ゲーム実況やバラエティ系など効果音を多く使う動画なら、Audiostockのほうが探しやすいでしょう。
初めてならどちらを選べばいいですか?
初めて音源サブスクを使うなら、日本語で安心して使えて単品購入もできるAudiostockがおすすめです。楽曲のクオリティや海外風の世界観を重視するならArtlistを、まず無料登録で音を試してから決めると失敗しにくいです。
AudiostockとArtlist比較のまとめ
AudiostockとArtlistは、どちらも商用利用できる優れた音源サブスクですが、性格ははっきり異なります。
国産で日本語サポートがあり、単品購入もできるAudiostockは、安心と柔軟さを重視する動画クリエイターや企業の広報担当の方に向いています。
高品質な楽曲と世界観で映像を底上げするArtlistは、クオリティやブランド感を求めるYouTuberや映像編集者の方に向いています。
料金・商用利用・音源数・音質・日本語サポート・YouTube収益化のどれを最優先するかで、選ぶべき1本は自然と絞られます。
迷ったら、まず片方を無料登録で試し、自分の動画に合うか音を確かめるのが失敗しない選び方です。
YouTubeの収益化を最優先するなら、Epidemic Soundを含めた比較もおすすめします。
まずは気になった1本を無料登録や無料トライアルで触ってみて、自分の制作スタイルにいちばん合う音を見つけてください。
AudiostockとArtlistのサービス内容比較一覧表
※料金は2026年6月時点・最新は各公式サイトで要確認。楽曲数と効果音は集計基準が各社で異なり単純比較不可・概数です。両社とも商用利用OKです。