動画編集でBGMを商用利用できる条件は?編集者が押さえる3つの線引き
お金が動いた時点で商用じゃ!収益化だけではないぞよ。
動画編集における商用利用の判断で、多くの映像編集者がつまずくのが「収益化していないから非商用」という思い込みです。編集を仕事として請け負い、対価を受け取っている時点で、その動画の制作は商用の活動にあたります。クライアントの動画に広告が付いていなくても関係ありません。
商用利用とは…音源を使った成果物が、直接または間接的に利益につながる使い方のことです。広告収益だけでなく、制作費を受け取る受託業務、企業のPR、商品の販売促進なども含まれます。
動画編集でBGMや効果音を使うとき、確認すべき線引きは次の3つに整理できます。この順番で見ていくと、自分の案件がどこに当てはまるかを短時間で判定できます。
動画編集のBGM商用利用を判定する3つの線引き
- 誰の名義で公開されるのか(自分のチャンネルか、クライアントのチャンネルか)
- 納品物に音源のデータそのものが含まれるのか(完成動画だけか、素材ごと渡すのか)
- どの媒体に載るのか(YouTubeか、広告出稿か、テレビや店内上映か)
実際の案件に当てはめると、判定はもう少し具体的になります。動画編集者が受けやすい仕事の形ごとに、商用利用にあたるかどうかを並べると次のようになります。
動画編集の仕事の形ごとの商用利用の判定例
| 仕事の形 |
商用利用 |
判断の理由 |
| 企業から依頼された会社紹介動画の編集 |
あたる |
制作費を受け取り、企業のPRに使われるため |
| 個人YouTuberのチャンネル動画の編集代行 |
あたる |
編集費を受け取っており、依頼者側も収益化していることが多い |
| 収益化していない自分のチャンネルへの投稿 |
場合による |
広告収益がなくても、商品紹介や集客が目的なら商用扱い |
| ポートフォリオ用の作例として公開 |
場合による |
仕事の受注につながる公開は商用と判断されることがある |
| 操作の練習として作り、公開しない動画 |
あたらない |
第三者の目に触れず、利益にもつながらないため |
作例の公開は判断が分かれやすい部分です。映像編集者が自分の技術を見せるために作ったものでも、仕事の依頼につながることを目的にしていれば商用の性格を持ちます。ポートフォリオに載せる動画にも、商用利用が可能な音源を使っておくと安全です。
誰の名義で公開されるかで扱いが変わる重要度:★★★★★
音源サブスクのライセンスは、契約したアカウントに紐づいています。個人YouTuberであれば契約者と公開者が同じ人なので迷いませんが、動画編集を請け負う場合は契約者が編集者、公開者がクライアントという分離が発生します。ここが動画編集に固有の論点です。
各社のプラン名を見ると、この分離が価格に反映されていることが分かります。Audiostock(オーディオストック)の動画配信者プランは月858円と安価ですが、本人の動画配信用途に限定されており、他者の動画への利用は認められていません。SNS動画クリエイターが自分のチャンネル用に契約するなら十分ですが、案件の編集には使えない設計です。
納品物に音源データが含まれるかを確認する重要度:★★★★☆
完成した動画ファイルだけを渡すのか、Premiere Proのプロジェクトファイルごと渡すのかで、規約上の扱いは変わります。書き出した動画の中に音が混ざっている状態と、音源ファイルが単体で相手の手元に残る状態は別物だからです。素材そのものの受け渡しは、多くのサービスで再配布として制限されています。
載る媒体によって必要なプランが上がる重要度:★★★☆☆
同じ動画でも、YouTubeに投稿するのか、広告として出稿するのか、テレビや店内で流すのかで条件が変わります。特に広告出稿と放送は、標準プランの範囲外になっているサービスがあります。企業の広報やマーケティング担当から「この動画をそのまま広告に回したい」と言われたときは、音源側の条件を確認してから返事をするのが安全です。
動画の著作権リスクを減らすなら
クライアント案件の動画編集でBGMを商用利用するときのライセンス名義
受託で動画編集をしている場合、最初に決めるべきなのは「音源サブスクを誰が契約するか」です。編集者が契約するのか、クライアントが契約して編集者がその環境を使うのか、あるいは案件ごとに単品で買うのか。この3択で、その後のリスクの置き場所が決まります。
編集者が契約して納品するパターン
映像編集者が自分の名義でサブスクを契約し、複数のクライアントの動画に使うやり方です。運用としてはいちばん楽ですが、クライアントワークを許可しているプランかどうかの確認が欠かせません。個人クリエイター向けの最安プランは自分の作品を前提にしていることが多く、他者の依頼で作る動画は上位プランの範囲になっている場合があります。
Epidemic Sound(エピデミックサウンド)のように、収益化できるチャンネル数がプランで区切られているサービスもあります。Creatorは1チャンネル、Proは3チャンネルという形なので、案件が増えるほど枠を超えていないかを見る必要があります。複数のクライアントのチャンネルに納品する編集者は、この数え方が自分の案件数と合っているかを確認してください。
クライアントに契約してもらうパターン
企業の広報やマーケティング担当が自社名義でサブスクを契約し、編集者はその環境で素材を探して使う方法です。公開者と契約者が一致するため、名義のズレが原理的に発生しません。継続的に動画を出す企業案件では、こちらのほうが結果的に安全です。
ただし利用できる人数はプランで決まっています。1人向けのプランを編集者と担当者で共有すると規約違反になりかねないため、外部の編集者が触る前提なら人数枠のあるプランを選んでもらいます。
案件ごとに単品購入するパターン
年に数本しか動画を作らないクライアントや、1本だけのスポット案件では、サブスクを契約せずに単品で音源を買う選択肢もあります。案件ごとに音源代を実費として請求できるため、経費の付け替えもわかりやすくなります。編集を始めたばかりで案件数が読めない時期にも向いた方法です。Audiostockは単品購入に対応しており、BGMは1,210円から、効果音は660円から購入できます。買い切りなので、その案件が終わった後も使用期限を気にせず済みます。
どのパターンを選ぶ場合も、発注書や契約書に「BGMのライセンスをどちらが用意するか」を1行でも書いておくと、後からの言った言わないを防げます。
案件で使える音源を選ぶなら
動画編集の納品でBGMの商用利用が止まる落とし穴
納品の形式は、動画編集の現場でいちばん見落とされやすいポイントです。クライアントから「後で自分たちで直したいのでプロジェクトごとください」と頼まれることは珍しくありません。このとき、タイムラインに並んだ音源ファイルも一緒に渡ることになります。
プロジェクトファイル納品は素材の再配布にあたりやすい
多くの音源サブスクは、素材を第三者に渡すこと自体を制限しています。動画に組み込んで書き出した状態であれば問題なくても、音源ファイルが単体で相手のPCに残る形は再配布とみなされる可能性があります。
対処としては次の3つが現実的です。完成動画のみを納品する、音声を1本にミックスダウンした状態で渡す、あるいはクライアント側にライセンスを取得してもらってから素材を共有する。どれを選ぶかは案件の性質によりますが、事前に決めておけば納品直前に慌てずに済みます。
納品形態ごとに整理すると、どこから注意が必要になるかがはっきりします。
納品形態ごとの音源データの扱い
| 納品形態 |
音源データ |
注意点 |
| 完成した動画ファイルのみ |
渡らない |
音は映像に混ざった状態。もっとも安全な形 |
| 動画+ミックス済みの音声トラック |
元データは渡らない |
編集後の音なので、素材そのものの再配布にはあたりにくい |
| プロジェクトファイル一式 |
そのまま渡る |
音源ファイルが単体で相手に残るため要確認 |
| 使用した音源のリンクや曲名の共有 |
渡らない |
クライアント側で同じ曲を取得してもらう前提なら現実的 |
修正対応を見込んで素材ごと渡したい案件では、クライアント側にも同じサービスを契約してもらうのがいちばん整理しやすい形です。継続的に動画を出す企業であれば、担当者にとってもメリットがあるため提案が通りやすくなります。
クライアントが後から別媒体に転用するケース
編集者としてはYouTube用に作ったつもりでも、クライアントが同じ動画を展示会のブースで流したり、広告として出稿したりすることがあります。使用範囲が広がった時点で、必要なライセンスの水準が変わる場合があります。
納品後に問題が起きやすい転用の例
- YouTube用に作った動画をそのまま広告として出稿した
- 会社紹介動画を展示会の会場で繰り返し上映した
- 納品された素材を切り出して別の動画に使い回した
- クライアントが自社の他部署にプロジェクトファイルを共有した
こうした転用を完全に防ぐことはできませんが、納品時に「この音源はこの範囲で使えます」と一言添えておくだけでも、後のトラブルはかなり減ります。企業の広報担当は権利関係に慎重なことが多いので、伝えれば社内で確認してくれます。
クレジット表記を誰が書くのかを決めておく
クレジット表記が必要な音源を使った場合、表記する場所は動画の概要欄やエンドロールになります。ところが動画編集者はクライアントのチャンネルの概要欄を編集できません。エンドロールに焼き込むか、概要欄に貼るテキストを納品物と一緒に渡すか、どちらかを決めておく必要があります。
表記が必要な音源を、表記できない納品形態で使うのが典型的な事故です。表記不要のサービスを選んでおけば、この工程そのものが消えます。有料の音源サブスクの多くはクレジット表記が不要で、動画編集を仕事にしている人ほどこの手間の差が効いてきます。
納品後も安心して使うなら
編集ソフト付属と無料フリーのBGMを動画編集で商用利用するときの注意
動画編集ソフトには、あらかじめBGMや効果音が同梱されていることがあります。契約に含まれている素材なので基本的には使えますが、範囲の考え方はソフトによって違います。ソフトのライセンスに紐づく素材は、そのソフトの利用者が作る動画であれば商用の案件でも使えるのが一般的です。
一方で、テンプレートに最初から入っている音や、無料版でのみ提供されている素材は条件が別に定められていることがあります。ソフトのヘルプにある素材の利用条件のページを一度読んでおくと、案件ごとに悩まずに済みます。
主要な編集ソフトを使っている人が確認しておきたいのは次の点です。Premiere ProやAfter Effectsを使っているなら、素材サービスとの連係でどこまでが契約に含まれるのかを見ます。DaVinci Resolveのように無料版と有料版がある製品では、同梱素材の扱いがバージョンで変わることがあります。CapCutやFilmoraのようにテンプレートが充実したソフトでは、テンプレートに組み込まれた音と、素材ライブラリから追加した音で条件が異なる場合があります。
編集ソフト付属の音源は数が限られるため、同じ曲が他の動画でも使われがちです。クライアントの動画に個性を出したい場面では、音源サブスクから選んだほうが仕上がりの差が出ます。
無料フリー配布サイトは規約の読み方が主戦場
DOVA-SYNDROMEやMusMus、BGMer、効果音ラボといった無料のBGM配布サイトは、動画編集者にも広く使われています。これらは使ってはいけないわけではありませんが、規約はサイトごとに違い、さらに楽曲の作者ごとに個別の条件が上乗せされていることがあります。
無料配布サイトの音源を受託案件に使う前に確認する4項目
- 企業の依頼で作る動画(受託・BtoB向け)にも使えると明記されているか
- クレジット表記が必須か、任意か
- 広告出稿や店頭上映など、YouTube以外の用途が許可されているか
- サイト全体の規約と、楽曲ごとの個別条件のどちらが優先されるか
無料配布サイトで特につまずきやすいのが1つ目です。個人の動画は自由でも、営利企業のPR動画は事前の許可や問い合わせが必要、という条件を置いているサイトがあります。クライアントの名前で公開される動画は、この企業利用に該当します。
規約はあとから変わる前提で使う
無料配布の音源は、配布そのものが終了したり、条件が変更されたりすることがあります。過去にダウンロードした曲の扱いが変わるケースもあるため、数年にわたって公開され続けるクライアントの動画に使うのはリスクがあります。納品した動画は自分の手を離れた後も公開され続けます。この時間軸の長さが、受託の動画編集と個人の投稿の大きな違いです。
無料素材が向いているのは、社内共有用の動画、期間限定のキャンペーン動画、練習用の作例といった短期の用途です。長く残る案件では有料の音源サブスクを使い、規約の確認にかかる時間を毎回払わない形に寄せるほうが、結果として効率よく進みます。
規約を日本語で確かめるなら
企業案件やBtoB動画で動画編集のBGMを商用利用するときの追加条件
BtoBのサービス紹介動画、採用動画、展示会用の映像など、企業から依頼される案件では確認する項目が増えます。企業の広報やマーケティング担当は、社内で権利関係の説明を求められる立場にあるためです。編集者側が音源の条件を整理して渡せると、それだけで発注が通りやすくなります。
社内の承認を通すために必要になる情報
法人が絡む案件では、担当者が上長や法務に説明する場面が出てきます。そのときに必要になるのは、サービス名、契約プラン、商用利用が可能である根拠、そして表記義務の有無です。日本語で規約が公開されているサービスは、この説明の手間が明らかに軽くなります。
Audiostock(オーディオストック)は国内事業者で、規約もサポートも日本語です。企業の担当者に「この規約のこの部分です」と示せるため、マーケティング部門を通す場面で強く働きます。法人向けのエンタープライズプランも用意されており、社内の複数人で使う体制にも対応できます。
用途が配信の外へ広がるケース
企業案件では、YouTubeへの投稿だけで終わらないことがよくあります。展示会のブースでの繰り返し上映、店舗のサイネージ、社内研修用の教材、営業担当が客先で見せる資料動画など、用途は多岐にわたります。
企業案件で先に確認しておきたい用途
- 広告として出稿する予定があるか(YouTube広告・SNS広告)
- テレビCMや店内上映など、放送や公衆への上映が含まれるか
- 納品後に何年くらい公開し続ける想定か
- 海外向けの展開があるか
このうち広告出稿と放送は、標準的なプランの範囲外になっていることがあります。用途を先に聞いておけば必要なプランを見積もりに含められます。編集作業が終わってから条件が足りないと分かると、音源を差し替えて再編集する事態になりかねません。
見積もりの段階でヒアリングしておくと、音源にかかる費用を制作費に含められます。編集者が自腹で上位プランに切り替えるのではなく、案件の必要経費として提示するほうが健全です。企業のマーケティング担当も、権利をきちんと押さえるための費用であれば社内で説明しやすくなります。
複数人で作業する体制を組む場合
制作会社やチームで動画編集を分担している場合、何人まで使えるかがプランで決まっています。1人向けのプランを複数の編集者で使い回すのは規約違反にあたるため、チームで動かすならビジネス向けのプランを検討します。人数枠は各社で異なるので、外注の編集者を含めた体制が決まった段階で確認しておくと安全です。
法人案件の権利確認なら
動画編集のBGM商用利用におすすめの音源サブスク3選
動画編集の案件でBGMや効果音を使うなら、選ぶ基準は著作権のトラブルが起きないことを最優先にします。曲数や音質はその次です。ここでは受託で映像を作る編集者の視点から、条件の合いやすい3社を用途別に整理しました。
Epidemic Sound(エピデミックサウンド)|自分の発信と案件を1契約で回したいなら重要度:★★★★★

| 商用プラン |
1,490円〜/月 (Creator) |
| 上位プラン |
2,490円〜/月 (Pro) |
| BGM/効果音 |
約5.5万/約25万 |
| クレジット表記 |
不要 |
| 無料トライアル |
30日間 |
| 日本語サポート |
英語のみ |
配信収益化の定番へ
自分のチャンネルも運営しながら編集の案件も受けている人に向いています。効果音が約25万音と多く、BGMと効果音を1つの契約でまかなえるのが動画編集者にとって効率的です。テンポの速いカット編集で効果音を多用するSNS動画クリエイターとも相性がよく、素材を探し回る時間が減ります。
注意したいのは、収益化できるチャンネル数がプランで区切られていることです。Creatorは1チャンネル、Proは3チャンネルまでなので、複数のクライアントのチャンネルに納品するなら枠が足りているかを見ます。30日間の無料トライアルがあるため、案件で使う前に曲の雰囲気を確かめられるのも実務的です。
Artlist(アートリスト)|納品済みの作品を長く守りたいなら重要度:★★★★☆

| 商用プラン |
1,590円〜/月 (Music & SFX) |
| 解約後の利用 |
既存作品は継続可 |
| BGM/効果音 |
約3万/約5万 |
| クレジット表記 |
不要 |
| ダウンロード |
音楽40曲/日 |
| 日本語サポート |
英語のみ |
プロ並の動画品質なら
受託の動画編集で効いてくるのが、契約期間中にダウンロードした素材は解約後も既存の作品で使い続けられるという点です。納品した動画はクライアントのチャンネルに残り続けるため、自分が契約をやめた後に公開中の動画が問題になる事態を避けられます。納品物の寿命が契約の寿命より長い受託案件と相性がよい設計です。
楽曲の世界観が統一されており、映像の雰囲気から曲を探すタイプの編集に向いています。企業のブランディング動画やVlog調の映像で品質を一段上げたいときの選択肢です。曲数は約3万曲と多くはありませんが、選びやすさという意味ではむしろ迷いが減ります。
Audiostock(オーディオストック)|クライアントに日本語で説明したいなら重要度:★★★★☆

| 商用プラン |
2,365円〜/月 (スタンダード) |
| 単品購入 |
BGM1,210円〜 効果音660円 |
| BGM/効果音 |
約49万/約50万 |
| 日本語サポート |
国産・日本語 |
| 無料トライアル |
30日間 |
| 法人プラン |
24,200円〜/月 |
30日間無料トライアルあり
企業案件を扱う映像編集者にとっては、規約が日本語であること自体が価値になります。クライアントの広報担当やマーケティング担当に「この条件で使っています」と示すとき、翻訳して説明する手間がかかりません。社内の承認で止まりにくいのはこの一点が大きいです。
案件の本数が少ない人には単品購入という選択肢もあります。BGMは1,210円から、効果音は660円から買い切りで入手でき、使用期限がありません。年に数本の案件しかない編集者は、サブスクを維持するよりコストを抑えられます。BGMと効果音がどちらも約50万点規模で揃っているため、和風やビジネス向けなど日本の案件で求められがちな雰囲気の曲も探しやすい構成です。
ただし月858円の動画配信者プランは本人の動画配信用途に限られます。クライアントの動画に使う場合はスタンダードプラン以上を選んでください。ここを取り違えると、安く契約したつもりが規約の外に出てしまいます。
案件のスタイル別にどれを選ぶか重要度:★★★★☆
迷ったときの選び方
自分のチャンネルと案件を両立するならEpidemic Sound、納品済みの動画を長く守りたいならArtlist、企業案件で権利の説明を求められるならAudiostockが基準になります。案件の本数が少ないうちは、Audiostockの単品購入から始めるのも現実的です。
3社とも商用利用が可能で、クレジット表記も不要です。どれも無料で登録して曲を試聴できるので、実際に案件で使う雰囲気の曲があるかを先に確かめてから決めてください。効果音を中心に探している場合は選ぶ基準が変わるため、音の種類ごとに比べたほうが早く決まります。
効果音から選ぶなら
動画編集のBGM商用利用のよくある質問
動画編集で使うBGMは無料素材でも商用利用できますか?
サイトによります。個人の動画は自由でも、企業の依頼で作る動画は事前の許可や問い合わせが必要と定めているサイトがあります。クライアントの名義で公開される動画は企業利用に該当することが多いため、規約の商用利用の項目と、楽曲ごとの個別条件の両方を確認してください。
クライアントに納品した動画のBGMは、編集者のライセンスでカバーされますか?
プランによって扱いが分かれます。個人クリエイター向けの最安プランは自分の作品を前提にしていることが多く、他者の依頼で作る動画は上位プランの範囲になっている場合があります。契約前に、クライアントワークが含まれるかどうかをプランの説明で確認するのが確実です。
プロジェクトファイルごと納品する場合、BGMの音源データも渡していいですか?
多くのサービスで素材の再配布は制限されています。完成した動画に組み込んだ状態は問題なくても、音源ファイル単体が相手の手元に残る形は避けたほうが安全です。音声をミックスダウンして渡すか、クライアント側でライセンスを取得してもらう方法があります。
クレジット表記はクライアントの動画概要欄に書いてもらう必要がありますか?
表記が必要な音源を使った場合はそうなります。ただし編集者はクライアントのチャンネルを操作できないため、実務では表記不要のサービスを選ぶか、エンドロールに入れる形にするのが一般的です。概要欄に貼るテキストを納品物と一緒に渡す方法もあります。
編集ソフトに付属しているBGMは商用利用できますか?
ソフトのライセンスに含まれる素材であれば、そのソフトの利用者が作る動画で使えるのが一般的です。ただし無料版限定の素材やテンプレート付属の音は条件が別に定められていることがあります。ソフトのヘルプにある素材の利用条件を一度読んでおくと、案件ごとに悩まずに済みます。
案件で使ったBGMは、音源サブスクを解約した後も使えますか?
サービスによって異なります。Artlistは契約中にダウンロードした素材を解約後も既存の作品で使い続けられ、Audiostockも契約中に使用した音源は解約後の利用が可能です。納品した動画が長く公開される受託案件では、この条件を選ぶ基準に入れておくと安心です。
BtoB向けの会社紹介動画や展示会での上映も商用利用にあたりますか?
あたります。さらに展示会での繰り返し上映や店内サイネージは、YouTubeへの投稿とは別の用途として扱われることがあります。広告出稿や放送も同様です。企業案件では公開先を先に聞き、必要なプランを見積もりに含めておくと、編集後の差し替えを避けられます。
動画編集のBGM商用利用のまとめ
動画編集でBGMを商用利用するときの判断は、自分の動画かどうかではなく、誰の名義で公開されるかから始まります。編集者が契約した音源のライセンスは、クライアントのチャンネルまで自動的には届きません。案件を受ける前に、音源を誰が契約するのかを決めておくことが最初の対策になります。
納品の形式も同じくらい重要です。完成動画だけを渡すのか、プロジェクトファイルごと渡すのかで、素材の再配布にあたるかどうかが変わります。クレジット表記が必要な音源を、表記できない納品形態で使ってしまう事故も起きやすいため、表記不要のサービスに寄せておくと工程そのものが減ります。
無料のフリー素材は短期の用途では十分ですが、規約がサイトや作者ごとに違い、後から変わることもあります。納品した動画は自分の手を離れた後も公開され続けるので、長く残る案件では有料の音源サブスクを選び、確認の手間を毎回払わない形にするのが現実的です。企業案件では、広告出稿や上映など公開先の広がりを先に聞いておくと、編集後の差し替えを防げます。
用途に合わせて選ぶなら、自分の発信と案件を1契約で回したい人はEpidemic Sound、納品済みの作品を長く守りたい人はArtlist、企業への説明を日本語で済ませたい人はAudiostockが基準になります。案件の本数が少ないうちは単品購入から始める選び方もあります。
案件で使える音源を選ぶなら