ショート動画のBGMが商用利用になるかは音源の出どころで決まる
ショート動画のBGMは、TikTokでもInstagramのリールでもYouTube Shortsでも、判定の起点が同じです。
公開する場所ではなく、使った音源がどこから来たのかで許される範囲が変わります。
商用利用とは…音源を使った成果物が、直接または間接的に利益につながる使い方のことです。広告収益だけでなく、企業のPR、商品やサービスの宣伝、依頼を受けて制作した動画なども含まれます。
ショート動画で使われるBGMの出どころは、大きく3つに分かれます。
自分がどれを使っているかを先に確認すると、判定にかかる時間が一気に短くなります。
ショート動画のBGMの出どころと商用利用の扱い
| 音源の出どころ |
商用利用の扱い |
向いている使い方 |
| アプリ内の音楽ライブラリ |
そのアプリ内の投稿に限られる |
個人アカウントの日常投稿 |
| 無料BGM配布サイト |
配布元の規約ごとに条件が違う |
条件を読み切れる範囲の投稿 |
| 音源サブスク |
契約の範囲で商用利用できる |
収益化・企業案件・横断投稿 |
アプリ内の音楽ライブラリは手軽ですが、守られる範囲が「そのアプリの中」に閉じています。
無料BGM配布サイトは配布元ごとに条件がばらばらで、規約が後から変わることもあります。
音源サブスクは契約内容がそのままライセンスの範囲になるため、判定がいちばん明確です。
実際の投稿に当てはめると、判定はもう少し具体的になります。
ショート動画でよくある投稿のパターンごとに、商用利用にあたるかどうかを並べると次のようになります。
自分の運用がどのパターンに近いかを見れば、必要な音源の水準が決まります。
ショート動画の投稿の形ごとの商用利用の判定例
| 投稿の形 |
商用利用 |
注意点 |
| 個人アカウントの日常投稿 |
あたらない |
収益化を始めた時点で扱いが変わる |
| 収益化しているアカウントの投稿 |
あたる |
広告収益が発生する前提で音源を選ぶ |
| 企業・店舗の広報アカウント |
あたる |
収益化していなくても宣伝が目的になる |
| 依頼を受けて制作した動画 |
あたる |
公開するアカウントの名義も確認する |
| 自分の商品や講座へ誘導する投稿 |
あたる |
プロフィールのリンク経由でも同じ扱い |
個人の日常投稿だけであれば、アプリ内の音楽ライブラリで問題ありません。
一方で収益や宣伝につながる投稿なら、音源の出どころを自分で管理する必要があります。
収益化していなくても商用利用になる場合がある重要度:★★★★★
多くのSNS動画クリエイターが誤解しやすいのが、この点です。
広告収益を受け取っていなくても、商用利用と判断される投稿があります。
収益化していなくても商用利用にあたる投稿の例
- 自社の商品やサービスを紹介するショート動画(企業の広報アカウント)
- 店舗やイベントの集客を目的とした投稿
- 依頼を受けて制作し、報酬が発生している動画
- 自分の有料サービスや講座へ誘導する投稿
企業の広報・マーケ担当が運用するアカウントは、広告収益の有無にかかわらず宣伝が目的です。
そのため企業アカウントの投稿は原則すべて商用利用として扱われます。
個人のYouTuberやVTuberでも、案件動画をショートに切り出すなら同じ扱いになります。
判断できないときの確認先重要度:★★★☆☆
自分の投稿が商用利用にあたるか迷ったときは、思い込みで進めないことが大切です。
確認先は音源の出どころによって変わります。
アプリ内の音楽ライブラリなら、各プラットフォームのヘルプと音楽利用のガイドラインが窓口です。
無料BGM配布サイトなら、配布元が用意している利用規約と問い合わせフォームで相談します。
音源サブスクなら、契約中のサービスのサポートに用途を伝えれば、範囲内かどうか回答をもらえます。
問い合わせの回答はスクリーンショットやメールで残しておきましょう。後から用途を確認されたとき、判断の根拠として提示できます。
著作権を気にせず投稿するなら
TikTok・リールのアプリ内BGMはショート動画の商用利用でどこまで使えるか
アプリの中だけなら、な!外に出すと話が変わるぞよ。
TikTokやInstagramのリールには、投稿画面から選べる音楽ライブラリが用意されています。
ここで選んだBGMは、そのアプリで公開する動画に使う分にはプラットフォーム側が権利処理をしています。
ただし条件が2つあり、どちらを外しても商用利用の範囲から出てしまいます。
アプリ内BGMが守られる2つの条件
- そのアプリの中で公開する動画であること(外部への転載は対象外)
- アカウントの種類に合った音源を選んでいること(企業アカウントは商用向けの枠のみ)
プラットフォームごとに用意されている音源の枠が違う
ショート動画の主要3プラットフォームは、いずれも一般向けと商用向けで音源の枠を分けています。
企業の広報担当やビジネスアカウントで運用している人は、選べる曲の範囲が最初から狭くなっている点に注意してください。
主要プラットフォームのアプリ内BGMの枠
| プラットフォーム |
一般アカウント |
ビジネス・商用アカウント |
アプリ外への持ち出し |
| TikTok |
通常の音楽ライブラリ |
商用音楽ライブラリのみ |
不可 |
| Instagramのリール |
通常の音源 |
ビジネス向けの音源のみ |
不可 |
| YouTube Shorts |
Shorts用の楽曲 |
利用条件の確認が必要 |
不可 |
※2026年7月時点の一般的な仕組みです。各プラットフォームの音楽利用の条件は変更されるため、投稿前に公式のヘルプで最新の内容をご確認ください。
アカウントを個人から企業用に切り替えた瞬間、それまで使えていた曲が選べなくなることがあります。
これは制限が増えたのではなく、商用アカウントは使える曲の枠が最初から別に決められています。
店舗やブランドのアカウントを運用しているなら、切り替え後に一度ライブラリを見直しておくと安全です。
アプリ内BGMは編集ソフトに持ち込めない
ショート動画を作り込むとき、Premiere ProやCapCutなどの編集ソフトで仕上げる人も多いはずです。
このとき問題になるのが、アプリ内BGMは音源データとして取り出せないという点です。
アプリ内の音楽は、投稿画面で動画に重ねる形でしか使えません。
音源ファイルを保存して編集ソフトに読み込む使い方は、配布元の許可がない再利用にあたります。
編集ソフトで音を細かく合わせたい映像編集者は、最初から外部の音源を用意する前提で組み立てたほうが手戻りがありません。
編集ソフトで使える音源なら
同じショート動画を使い回すとBGMの商用利用ライセンスが切れる
アプリ内の曲ならアウトじゃ!そこが一番の落とし穴ぞよ。
ショート動画の運用でいちばん多い形は、1本の動画をTikTok・リール・YouTube Shortsへまとめて投稿する使い方です。
制作の手間が3分の1で済むため、SNS動画クリエイターにも企業の広報担当にも定着しています。
ところがアプリ内BGMを使っていると、この横断投稿の時点でライセンスの範囲から外れます。
アプリ内で選んだ曲は、アプリの外へ出た時点で無許可の利用になります。
TikTokで作った動画をダウンロードしてリールへ投稿すれば、リール側では権利処理がされていない状態です。
音声が自動で消される、投稿が非公開になるといった対応を受ける場合があります。
横断投稿を前提にするなら外部の音源を用意する
複数のプラットフォームへ同じ動画を出すなら、どの媒体でも使える音源をひとつ用意するのが確実です。
音源サブスクの多くは、契約の範囲内であれば公開先のプラットフォームを問いません。
ただし収益化できるチャンネルの数え方はサービスごとに違うため、そこだけは契約前に確認が必要です。
主要サービスのチャンネルの数え方と横断投稿での使いやすさ
| サービス |
収益化できるチャンネルの数え方 |
横断投稿での使いやすさ |
| Epidemic Sound |
プラットフォームごとに1チャンネル(Creatorプラン) |
TikTok・リール・Shortsを並行して登録できる |
| Artlist |
各プラットフォームで1チャンネル(契約の区分による) |
主要SNSを横断して登録できる |
| Audiostock |
チャンネル数の指定は無く本人の動画のみ(動画配信者プラン) |
本人の投稿なら媒体を問わない |
| Soundstripe |
YouTubeチャンネル単位で数える案内が中心 |
TikTok・リールでの扱いは要確認 |
※2026年7月時点の各社の案内をもとにした整理です。プラン名と登録できる数は改定されるため、契約前に自分のアカウント画面と公式の最新情報をご確認ください。
Epidemic Sound(エピデミックサウンド)は、収益化できるチャンネルを「プラットフォームごとに1つ」と数えます。
月1,490円のCreatorプランでも、YouTube・TikTok・Instagramをそれぞれ1チャンネルずつ登録できる形です。
ショート動画を3つの媒体へ同時に出すクリエイターとは相性が良い数え方といえます。
Artlist(アートリスト)も各プラットフォームごとにチャンネルを登録します。
ただし料金ページのプラン名とヘルプセンターの区分表記が食い違っている時期があるため、登録できる数は自分のアカウントの登録画面で確かめてください。
Artlistの楽曲はYouTubeのContent IDに登録されているので、チャンネルの事前登録をしないまま公開すると申し立てが出ることがあります。
複数の媒体へ出す前提なら、動画を書き出す前の段階で音源を決めておくのが効率的です。
アプリ内で音楽を付けてしまうと、後から差し替えるには編集をやり直すことになります。
横断投稿を前提にしたショート動画の作り方
- 音源サブスクで曲を選び、音源ファイルをダウンロードしておく
- 編集ソフトで動画と音を合わせて1本に書き出す
- 各プラットフォームへは音楽を付けずにそのまま投稿する
- 収益化するアカウントは、事前登録が必要なサービスなら先に登録を済ませる
この順番なら、1本の動画をどの媒体へ出しても音源の扱いが変わりません。
投稿のたびにアプリ内で曲を選び直す手間も減るので、運用そのものが軽くなります。
Soundstripe(サウンドストライプ)はYouTubeチャンネル数を基準にした案内が中心です。ショート動画を複数のSNSへ横断投稿する運用では、対象範囲を先にサポートへ確認しておくと安心です。
複数のSNSに同時投稿するなら
企業案件のショート動画でBGMを商用利用するときの追加条件
企業の広報担当やマーケ担当がショート動画を運用する場合、個人の投稿とは別の条件が加わります。
判断を後回しにすると、公開直前に音源を差し替える事態になりかねません。
確認すべき項目を先に洗い出しておきましょう。
企業のショート動画で先に確認しておきたい用途
- 投稿を広告として配信する予定があるか(SNS広告への転用)
- 自社アカウント以外に、店舗やブランドの別アカウントでも公開するか
- 展示会やイベント会場での上映が含まれるか
- 公開期間をどのくらい想定しているか
このうち注意が要るのが、投稿を広告として配信するケースです。
通常の投稿として公開するのと、費用をかけて広告配信するのとでは、必要なライセンスの区分が変わるサービスがあります。
広告出稿の予定があるなら、その用途が含まれるか契約前に確認してください。
ビジネスアカウントの運用で起きやすい行き違い
企業アカウントの運用では、担当者が変わったり外部のパートナーが投稿したりする場面があります。
このとき問題になるのが、音源の契約が誰の名義になっているかという点です。
音源サブスクの個人向けプランは、契約者本人が使うことを前提にしています。
Audiostock(オーディオストック)の動画配信者プランのように、契約者本人以外の利用を認めていないプランもあります。
担当者個人の契約を会社のアカウントで使い続けるのは範囲外になりやすい形です。
複数人で運用するなら、最初から法人向けや複数人が使えるプランを選んでおくほうが安全です。
制作を外部の映像編集者へ依頼している場合は、編集者が持っている契約が発注元のアカウントまで届くとは限りません。
誰が音源を用意するのかを、発注の段階で決めておきましょう。
発注書に「BGMのライセンスをどちらが用意するか」を1行入れておくだけでも、公開直前の差し替えを防げます。
納品後に広告配信へ回す可能性があるなら、その予定も合わせて共有しておくと安全です。
案件で使える音源をそろえるなら
無料・フリーBGMをショート動画で商用利用するときの落とし穴
無料でBGMを配布しているサイトは数多くあり、ショート動画でもよく使われています。
すべてが危険というわけではなく、条件を守れば商用利用できるものもあります。
ただしショート動画という形式そのものが、無料BGMの条件と噛み合いにくい面を持っています。
クレジット表記をショート動画のどこに書くか
無料BGM配布サイトでよくある条件が、作者名や配布元の表記です。
ところがショート動画は説明欄が短く、画面も縦長で情報を載せる余白がほとんどありません。
15秒から60秒の動画に表記を焼き込むと、肝心の内容が見えにくくなります。
表記の場所として現実的なのは、動画内のテロップ、キャプション、固定コメントの3つです。
どれが認められるかは配布元の規約次第で、プロフィール欄への記載だけでは条件を満たさない場合があります。
表記の手間を毎回かけたくないなら、表記が不要な音源サブスクに寄せたほうが運用は続きます。
短く切って使ってもライセンスの扱いは変わらない
ショート動画ではサビだけを10秒ほど使うことが珍しくありません。
このとき「短いから大丈夫」と考えるのは危険です。
楽曲の一部だけを使う場合でも、1曲を利用したのと同じ扱いになるのが原則です。
尺が短いことを理由に商用利用の条件が緩くなる仕組みはありません。
むしろ短く印象的な部分ほど、自動検出の対象になりやすい傾向があります。
規約は後から変わる
無料BGM配布サイトは個人が運営しているものも多く、方針が変更されることがあります。
公開したときは条件を満たしていても、後から商用利用が有料に切り替わる場合があります。
過去に投稿した動画がさかのぼって条件の対象になることもあります。
投稿本数が増えるほど、使った曲と配布元を全部たどり直す作業は現実的でなくなります。
どの動画にどの曲を使ったかを一覧で残していないと、確認そのものができません。
継続してショート動画を出すなら、規約がひとつにまとまっている有料の音源サブスクのほうが管理はラクになります。
日本語で条件を確かめたいとき
規約を日本語で読めることを重視するならAudiostockが候補になります。国内サービスなので利用範囲の説明も日本語で、社内の確認や上長への説明にも通しやすい形です。YouTube安心利用曲の表示がある楽曲を選べば、申し立てのリスクをさらに下げられます。
迷ったときは規約を日本語で読めるサービスから始めると失敗しにくいです。
日本語で条件を確かめるなら
ショート動画のBGMを商用利用できる音源サブスクの選び方
ショート動画向けに音源サブスクを選ぶときは、曲数や音質より先に見るべき項目があります。
横断投稿を前提にした運用かどうかで、優先順位が変わるためです。
プラットフォームをまたげるか重要度:★★★★★
いちばん重要なのが、TikTok・リール・YouTube Shortsを同時にカバーできるかどうかです。
チャンネルの数え方が「YouTubeのチャンネル数」だけになっているサービスは、ショート動画の横断投稿と相性がよくありません。
契約前に、収益化の対象がプラットフォーム単位なのかチャンネル単位なのかを確認してください。
短い尺で使いやすい曲がそろっているか重要度:★★★★☆
ショート動画は15秒から60秒が中心で、曲の入りと終わりをそのまま使える尺の短い楽曲が便利です。
検索でジャンルやテンポ、雰囲気のキーワードから絞り込めるかどうかも作業時間に直結します。
カテゴリの分け方が細かいサービスほど、毎日の投稿でも曲探しに時間を取られません。
規約を確認しやすいか重要度:★★★☆☆
企業の広報担当が社内で説明する場面や、案件で権利の根拠を求められる場面では、規約の読みやすさが効いてきます。
日本語のサービスなら確認も相談も日本語で完結します。
海外サービスを選ぶ場合は、ライセンス証明書をダウンロードできるかを見ておくと後々ラクです。
ショート動画に合う曲を早く見つける探し方重要度:★★★★☆
毎日投稿するSNS動画クリエイターにとって、曲探しの時間はそのまま制作時間に跳ね返ります。
音源サブスクの検索は、絞り込む順番を決めておくだけで一気に速くなります。
最初にジャンルやシーンのカテゴリで大きく絞り、そのうえでテンポと雰囲気のキーワードを重ねるのが基本の流れです。
ショート動画は冒頭の1秒で離脱が決まるため、イントロが短い曲を優先すると効果が出ます。
ショート動画向けの絞り込みの順番
- カテゴリで大きく絞る(Vlog、料理、商品紹介、ゲームなど)
- テンポと雰囲気のキーワードを重ねる(明るい、疾走感、おしゃれ など)
- イントロが短い曲を優先して試聴する
- 採用した曲はお気に入りへ保存し、次回の投稿で使い回す
ショート動画では効果音をひとつ入れるだけでも印象が変わります。
BGMと効果音の両方がそろっているサービスを選べば、素材を探す場所を1か所にまとめられます。
日本語で検索できるかどうかも見ておくと、探す言葉に迷う時間が減ります。
ショート動画向けに見る音源サブスク4社の比較一覧表
※2026年7月時点の年間一括払いを基準にした概算です。Soundstripeは商用利用できるIndividual-Proプラン(19.99ドル)を1USD=150円で換算しています。最新の料金は各公式サイトでご確認ください。
Soundstripeの最安プランであるIndividual-Personalは月額が抑えられていますが、商用利用の対象外です。
安さだけで選ぶと、案件やPR投稿で使えないという事態になります。
商用利用が前提なら、商用可の最安プランで並べ直して比べます。
運用スタイル別の目安
- TikTok・リール・Shortsへ横断投稿する個人クリエイター…媒体ごとに登録できるサービス
- 本人のアカウントだけで完結し、日本語で確認したい人…国内サービス
- 企業アカウントや複数人での運用…法人向け・複数人が使えるプラン
7社をまとめて比べたい場合は、曲数や音質、料金まで含めた一覧で確認するのが早道です。
ショート動画の投稿を続けるなら
ショート動画のBGM商用利用でよくある質問
収益化していないショート動画でも商用利用になりますか?
なる場合があります。広告収益の有無ではなく、投稿の目的で判断されるためです。企業アカウントの宣伝投稿、店舗の集客、報酬を受け取って制作した動画は、収益化していなくても商用利用として扱われます。個人の日常投稿だけであれば商用利用にはあたりません。
TikTokの商用音楽ライブラリはどんなときに使うものですか?
ビジネスアカウントや企業の宣伝を目的とした投稿で使う枠です。個人アカウント向けの通常ライブラリとは収録曲が分かれており、アカウントを企業用に切り替えると選べる曲が変わります。切り替え後は一度ライブラリを見直し、過去の投稿で使った曲が対象内かどうかも確認しておくと安心です。
TikTokで作ったショート動画をそのままリールにも投稿していいですか?
アプリ内のBGMを使っている場合はおすすめできません。TikTok内で権利処理されている音源は、リールへ持ち出した時点で許可のない利用になります。音声が消される、投稿が非公開になるといった対応を受けることがあります。横断投稿を前提にするなら、公開先を問わない音源サブスクを使ってください。
15秒だけBGMを使う場合もライセンスは必要ですか?
必要です。楽曲の一部だけを使う場合でも、1曲を利用したのと同じ扱いになります。尺が短いことで条件が緩くなる仕組みはありません。サビの部分は自動検出にかかりやすいため、短く切って使うときほど出どころのはっきりした音源を選んでください。
無料BGMのクレジット表記はショート動画のどこに書けばいいですか?
配布元の規約で指定された場所に書きます。ショート動画では動画内のテロップ、キャプション、固定コメントが候補です。プロフィール欄への記載だけでは条件を満たさない場合があるため、規約の表記例を必ず確認してください。毎回の表記が負担なら、表記が不要な音源サブスクへ切り替えるほうが運用は続きます。
ショート動画に合うBGMはどうやって探すのが早いですか?
ジャンルやテンポに加えて、雰囲気やシーンのキーワードで検索できるサービスを選ぶと早く見つかります。Audiostock(オーディオストック)のように日本語で検索できるサービスなら、探す言葉に迷いません。よく使う曲はお気に入りに登録しておき、シリーズものの投稿で使い回すと制作時間を短縮できます。
商用利用にあたるか判断できないときはどこに相談すればいいですか?
音源の出どころによって相談先が変わります。アプリ内の音源なら各プラットフォームのヘルプ、無料BGMなら配布元の問い合わせ窓口、音源サブスクなら契約中のサービスのサポートです。用途を具体的に伝えて回答をもらい、その内容を記録として残しておきましょう。判断に迷ったまま公開するのが最も危険です。
ショート動画のBGM商用利用のまとめ
ショート動画のBGMが商用利用にあたるかどうかは、公開する場所ではなく音源の出どころで決まります。
アプリ内の音楽ライブラリは手軽ですが、守られるのはそのアプリの中だけです。
TikTokで作った動画をリールやYouTube Shortsへ使い回した時点で、権利処理のない状態になります。
複数のSNSへ同じ動画を出す運用が当たり前になっている以上、公開先を問わない音源をひとつ持っておくのが現実的な答えです。
Epidemic Sound(エピデミックサウンド)とArtlist(アートリスト)はプラットフォームごとにチャンネルを登録できるため、横断投稿と相性が良い数え方をしています。
Audiostock(オーディオストック)は日本語で規約を確認でき、月858円からの動画配信者プランがあるので、本人のアカウントで完結する運用なら費用を抑えられます。
無料BGM配布サイトは条件を守れば使えますが、クレジット表記の場所や規約の変更に毎回向き合う必要があります。
投稿本数が増えるほど管理の手間は膨らむので、続けて発信するSNS動画クリエイターや企業の広報担当ほど、条件がひとつにまとまったサービスに寄せる価値があります。
投稿前に「この音源はどこから来たか」を一度だけ確認する習慣をつければ、後から動画を削除する事態は避けられます。
安心してショート動画を出すなら