Artlistはショート動画で商用利用できる?TikTokやリールで使える範囲
Artlistの音楽・効果音(SFX)は、有料プランを契約している間にダウンロードしたものなら、ショート動画のBGMとして商用利用できます。
TikTok、Instagramリール、YouTubeショート、Facebookリールのどれに投稿してもかまいません。
クリエイター報酬や広告収益、ギフトなどで収益化しても、再生回数に応じた追加料金はかかりません。
ロイヤリティフリーとは、一度ライセンスを得れば、再生数や収益に応じた使用料を追加で払わなくてよい仕組みのことです。
Artlistはサブスク型のロイヤリティフリーなので、ショート動画を何本投稿しても料金は変わりません。
ただし、どんなショート動画でも自由に使えるわけではありません。
使えるケースとNGなケースを、まず表で整理します。
Artlistの音楽をショート動画で使えるかの早見表
| ショート動画の使い方 |
可否 |
| TikTok・リール・YouTubeショートのBGM |
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| 収益化している個人アカウントの投稿 |
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| 効果音(SFX)を使ったテロップ演出 |
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| 企業アカウント・PR案件の投稿 |
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| 曲を聴かせるだけの音楽紹介ショート |
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| 無料アカウントの透かし入り音源 |
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※2026年9月時点のArtlistヘルプセンターの記載をもとに整理しています。企業アカウントやPR案件はライセンスの種類で可否が変わります。
TikTok・リール・YouTubeショートのBGMとして使える重要度:★★★★★
Artlistのライセンスは、音楽を映像の背景に合わせて使うことを前提にしています。
Vlogの切り抜き、料理や旅行のショート動画、商品レビューの15秒動画は、どれも「映像が主役で音楽が脇役」の使い方です。
映像が主役のショート動画なら、Artlistの曲をBGMにして収益化できます。
場面転換の効果音やテロップを出すときの効果音も、同じライセンスの範囲で使えます。
TikTokとリールとYouTubeショートに同じ動画を投稿する「横展開」も、自分のアカウントであれば問題ありません。
曲を聴かせるだけのショート動画はライセンスの対象外重要度:★★★★☆
注意したいのは、音楽そのものを聴かせることが目的の動画です。
Artlistは、音楽を流し聴きさせるプレイリスト動画をどのプランでもライセンスの対象外としています。
静止画に曲を載せただけの「おすすめ曲紹介」や、曲のサビだけを切り出したショート動画は、この扱いになると考えてください。
ショート動画では、映像の内容があって、その背景として曲を流す形にするのが安全です。
無料アカウントの透かし入り音源は商用利用できない重要度:★★★★☆
Artlistは無料アカウントでも曲を検索・試聴でき、電子透かし入りのサンプルもダウンロードできます。
ただし、透かし入り音源は編集の仮当て用です。
収益化の有無にかかわらず、無料アカウントの音源は公開する動画に使えません。
仮編集でイメージを固めたら、有料プランに切り替えてから正規の音源をダウンロードし直しましょう。
ショート動画のBGM探しなら
Artlistのショート動画の商用利用はライセンスで変わる(SocialとPro)
Artlistのライセンスには、個人向けの「Social」と、仕事向けの「Pro」があります。
ショート動画の商用利用で迷いやすいのは、この2つの境目です。
個人で投稿して収益化するだけならSocialで足ります。
一方で、会社やブランド、クライアントのための投稿はProが前提です。
Artlistのライセンス別に見るショート動画での使い方
| 項目 |
Social |
Pro |
| 向いている人 |
個人のSNS動画クリエイター |
企業の広報担当・案件を受ける映像編集者 |
| 自分のアカウントで収益化 |
可能 |
可能 |
| クライアント・ブランドの案件 |
不可 |
可能 |
| Clearlistの登録数 |
各SNS1チャンネル |
各SNS3チャンネル+YouTube動画は個別に無制限 |
※2026年9月時点のArtlistヘルプセンターの記載です。料金ページのプラン名とヘルプセンターの区分名は一致していないため、自分の契約がどちらに当たるかはアカウント画面で確認してください。
個人アカウントで収益化するならSocialで足りる重要度:★★★★☆
Socialは、自分のチャンネルやアカウントで投稿する個人向けのライセンスです。
TikTokのクリエイター報酬やYouTubeショートの広告収益のように、自分の投稿で稼ぐ使い方はSocialで商用利用できます。
TikTokとInstagramとYouTubeを1アカウントずつ運用している個人のYouTuberやSNS動画クリエイターなら、Socialの範囲に収まります。
ただし、Clearlistに登録できるのは各プラットフォーム1チャンネルまでです。
サブアカウントを増やしたい人は、Pro以上を検討しましょう。
企業アカウントやPR案件のショート動画はPro以上が必要重要度:★★★★★
企業の公式TikTokやInstagramで商品を紹介するショート動画は、会社のための商用利用です。
また、個人のアカウントでも、企業から依頼されたPR投稿やタイアップ動画はブランド案件にあたります。
Socialはクライアントやブランドのための案件に使えません。
企業アカウントやPR案件ならProライセンスを選びましょう。
映像編集者がクライアントのショート動画を代わりに作る場合も、Proが必要です。
従業員(グループ会社を含む)が50人を超える会社のためにArtlistの音楽を使う場合は、利用者が1人でもMax BusinessかEnterpriseの契約が必要です。大きな会社の広報・マーケ担当の方は、個人向けプランで始めないよう注意してください。
広告として配信するショート動画は範囲を事前に確認する重要度:★★★☆☆
TikTok広告やInstagram広告のように、お金を払って配信するショート動画は、通常の投稿より使い方が広くなります。
Artlistの上位プランであるMax Businessは、有料広告での利用をライセンスの範囲として明記しています。
一方で、個人向けのプランでどこまで広告に使えるかは、契約時のライセンス表示で確かめる必要があります。
ショート動画を広告に回す可能性があるなら、契約前にライセンスの範囲を確認しておくと安心です。
案件用のショート動画を作るなら
Artlistの曲をショート動画で商用利用する前にClearlistへ登録する
Artlistの楽曲は、YouTubeのContent IDに登録されています。
そのため、正規にダウンロードした曲でも、アカウントを登録していないと著作権の申し立てが入ることがあります。
これを防ぐのが、Artlistの「Clearlist」という事前登録の仕組みです。
Content IDとは、アップロードされた動画の音声を、権利者が登録した音源と自動で照合するYouTubeの仕組みです。
一致すると、権利者から申し立て(クレーム)が入り、動画の収益が権利者側に回ることがあります。
Clearlistに登録すると、そのチャンネルの動画はライセンス済みとして扱われ、申し立てが出なくなります。
登録できるのはYouTubeだけではありません。
TikTok、Instagram、Facebook、Twitch、ポッドキャストも対象です。
ショート動画を複数のSNSに投稿するなら、使うプラットフォームをすべて登録しておきましょう。
ClearlistにTikTok・Instagram・YouTubeを登録する手順重要度:★★★★★
Clearlistの登録は、Artlistにログインしてから数分で終わります。
- Artlistのホーム画面右上のプロフィールアイコンを押す
- メニューから「Clearlist」を開く
- 登録したいプラットフォーム(TikTok・Instagram・YouTube等)を選ぶ
- チャンネルのURLかチャンネルIDを入力する
- 表示されたチャンネル名とアイコンを確認して確定する
登録でつまずく場合は、公式が案内している次の3点を確認してください。
登録がうまくいかないときの確認ポイント
・チャンネルに動画を最低1本アップしてから登録する
・ユーザー名やカスタムURLではなく、正確なチャンネルIDを入力する
・ブラウザを更新してから、もう一度登録する
新しく作ったTikTokアカウントやYouTubeチャンネルは、1本目のショート動画を投稿してから登録すると通りやすくなります。
登録できるチャンネル数はライセンスで決まる重要度:★★★☆☆
Clearlistに登録できる数は、契約しているライセンスの区分で決まります。
Socialは各プラットフォーム1チャンネル、Proは各プラットフォーム3チャンネルです。
チームプランは5チャンネル、Enterpriseは無制限とされています。
メインとサブの2アカウントでTikTokを運用しているSNS動画クリエイターは、Socialでは片方しか登録できません。
複数アカウントなら登録数が足りるライセンスを選びましょう。
なお、契約中に登録したチャンネルは、解約後もクリアされた状態が続きます。
ショート動画に申し立てが来たときの対処重要度:★★★★☆
それでも申し立てが来た場合は、申し立て元の名前で対処が変わります。
ショート動画に申し立てが来たときの対処
| 申し立て元 |
対処 |
| Artlist Ltd |
Clearlist未登録が原因なので、チャンネルを登録する |
| Artlist Ltd (Music Publishing) |
YouTube上で異議申し立てを行う |
| Artlist以外の権利者 |
曲のリンク・動画URL・申し立て画面のスクショを添えてArtlistに問い合わせる |
InstagramやFacebookの申し立ては、Meta側の仕組みで処理され、解決まで最大7日ほどかかります。
TikTokで動画がミュートされたときは、先にTikTokのポリシーに合っているかを確認してから、Artlistに問い合わせましょう。
証拠として、曲ごとのライセンス証明書をダウンロードしておくと話が早く進みます。
申し立ての不安を減らすなら
Artlistのショート動画BGMで商用利用がNGになる使い方
Artlistを契約していても、ライセンスの外に出る使い方をすると、申し立てが正当なものとして残ってしまいます。
ショート動画で特につまずきやすいのは、次の4つです。
アプリ内の音源とArtlistの曲を取り違えない重要度:★★★★☆
TikTokやInstagramには、アプリ内で選べる音源ライブラリがあります。
ただし、ビジネスアカウントでは使える曲が商用利用向けのものに限られます。
企業アカウントで人気曲を使いたい場合に、Artlistの曲を持ち込むのはよい選択です。
その際は、Artlistからダウンロードした曲を動画編集アプリで映像に合わせてから、1本の動画として投稿しましょう。
また、投稿した動画の音声を、別の人が自分の動画に流用するケースがあります。
Artlistのライセンスは契約者本人の作品にだけ効くので、他人の流用投稿はその人の責任になります。
ダウンロードした素材ファイルをクライアントに渡さない重要度:★★★★☆
ショート動画の制作を請け負う映像編集者がやりがちなのが、素材ファイルそのものの受け渡しです。
Artlistのライセンスは譲渡できないため、曲や効果音のファイルをクライアントに渡すことはできません。
クライアントに渡せるのは、BGMを入れて書き出した完成動画だけです。
クライアント側で音を差し替えたい場合は、クライアント自身にArtlistを契約してもらいましょう。
なお、ArtlistのAI機能で生成した素材は利用者の権利になるため、クライアントに渡すことができます。
解約後に新しいショート動画へ使わない重要度:★★★★★
契約中に作って公開したショート動画は、解約後もそのまま公開し続けられます。
一方で、解約後に作る新しいショート動画には、過去にダウンロードした曲も使えません。
ダウンロード済みの曲を編集して使う場合も同じです。
作りためたショート動画は、解約する前に公開まで済ませておきましょう。
予約投稿を使うなら、公開日が契約期間内に収まるように組むのが安全です。
ログイン情報をチームで共有しない重要度:★★★☆☆
ショート動画をチームで量産していると、1つのアカウントを複数人で使い回したくなります。
しかし、Artlistはログイン情報の共有を認めていません。
編集担当が複数いる企業のSNS運用チームは、人数分の席があるチームプランを検討しましょう。
チームプランは最大7席で、1人あたりの料金が15%引きになります。
ルールを守って量産するなら
ショート動画の商用利用に合うArtlistのプランと料金
Artlistの料金プランは、音楽と効果音だけのプランと、AI機能や映像素材まで使えるプランに分かれています。
ショート動画の商用利用で選ぶときの目安は、次のとおりです。
ショート動画向けに見るArtlistの料金プラン
| プラン |
月額 |
向いている人 |
| Music & SFX |
1,590円(年契約) |
BGMと効果音だけ使う個人クリエイター |
| Max |
6,290円〜 |
AIナレーションや映像素材も使う人 |
| Max Business |
62,190円〜 |
7人までのチーム・従業員50人超の会社 |
| Enterprise |
個別見積もり |
大企業・代理店 |
※2026年9月時点の情報です。料金は年契約の月額換算で、為替や改定で変わることがあります。
BGMと効果音が中心ならMusic & SFXプラン重要度:★★★★★
TikTokやリールにBGMと効果音を付けるだけなら、Music & SFXプランで足ります。
月額1,590円(年契約)で、音楽は1日40曲、効果音は1日100音までダウンロードできます。
毎日投稿する人でもダウンロード数は十分足ります。
1本の動画にBGM1曲と効果音を数音使う程度なら、上限を気にする場面はほとんどありません。
単品購入はなく、サブスクリプションのみの提供です。
AIナレーションや映像素材も使うならMaxプラン重要度:★★★☆☆
Maxプランは、音楽と効果音に加えて、映像素材やAI生成機能も使えるプランです。
料金は6,290円からで、毎月付与されるクレジットで音声やAI素材を生成します。
7,500クレジットで、AI音楽なら約50曲、AIナレーションなら約1.5時間分が目安です。
解説系のショート動画でナレーションを入れたいYouTuberや、実写素材を足してテンポよく見せたい映像編集者に向いています。
AIで作った素材は利用者の権利になり、解約後も商用利用できます。
契約前に返金の条件を確認しておく重要度:★★★☆☆
Artlistの返金は、登録から14日以内かつ曲を1度もダウンロードしていない場合に限られます。
1曲でもダウンロードすると、14日以内でも返金の対象外になります。
まずは無料アカウントで曲を探して試聴し、ショート動画に合う曲がありそうだと確かめてから有料プランに進みましょう。
紹介リンク経由で年契約を選ぶと、利用期間が2か月延長される特典もあります。
月1,590円でBGMを揃えるなら
Artlistのショート動画の商用利用でよくある質問
ArtlistはTikTokで使えますか?
はい、有料プランを契約中にダウンロードした音楽と効果音は、TikTokのショート動画に使えます。クリエイター報酬などで収益化してもかまいません。投稿前にTikTokアカウントをClearlistに登録しておくと安心です。
Instagramリールで商用利用できますか?
個人アカウントでの投稿や収益化はSocialライセンスでも可能です。企業アカウントでの投稿や、企業から依頼されたPR投稿はProライセンス以上のプランが必要です。
YouTubeショートで申し立てが来たらどうすればいいですか?
申し立て元がArtlist Ltdなら、ほとんどはClearlist未登録が原因です。チャンネルをClearlistに登録すれば解決します。Artlist以外の権利者からの申し立ては、曲のリンクや動画URLを添えてArtlistに問い合わせてください。
1本のショート動画をTikTok・リール・YouTubeショートに投稿してもいいですか?
自分のアカウントであれば問題ありません。それぞれのプラットフォームをClearlistに登録しておくと、申し立てを防げます。
無料アカウントの曲をショート動画に使えますか?
使えません。無料アカウントでダウンロードできるのは電子透かし入りのサンプルで、編集の仮当て用です。公開する動画には有料プランでダウンロードした曲を使ってください。
解約したら過去のショート動画は消さないといけませんか?
消す必要はありません。契約中に作って公開したショート動画は、解約後もそのまま公開できます。ただし、解約後に作る新しい動画には使えません。
ショート動画を量産するならどのプランがおすすめですか?
BGMと効果音だけならMusic & SFXプラン(月1,590円・年契約)で十分です。音楽は1日40曲、効果音は1日100音までダウンロードできます。AIナレーションや映像素材も使いたい場合はMaxプランを選びましょう。
Artlistのショート動画の商用利用まとめ
Artlistの音楽と効果音は、有料プランを契約している間にダウンロードしたものなら、TikTok・Instagramリール・YouTubeショートのBGMとして商用利用できます。
個人のアカウントで収益化するならSocialライセンスで足り、企業アカウントの運用やPR案件、クライアントのための制作にはProライセンス以上が必要です。
投稿前には、使うプラットフォームのアカウントをClearlistへ登録しておきましょう。
これだけで、正規の曲なのに著作権の申し立てが入るトラブルをほぼ防げます。
一方で、曲を聴かせるだけのショート動画、素材ファイルの受け渡し、解約後の新しい動画への使用、ログイン情報の共有はライセンスの対象外です。
プランは、BGMと効果音が中心ならMusic & SFXプラン(月1,590円・年契約)、AIナレーションや映像素材も使うならMaxプランが目安になります。
まずは無料アカウントで曲を探し、ショート動画に合う曲があるかを確かめてから始めてみてください。
ショート動画を安心して収益化するなら