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法人の音源サブスク選び方|企業のBGM契約を徹底比較【2026】

利用シーン別おすすめ
法人の音源サブスク選び方|企業のBGM契約を徹底比較【2026】

会社の動画や広告にBGMを入れるとき、個人と同じ感覚で音源サブスクを契約すると規約違反になることがあります。法人の音源サブスクは、会社の従業員数や年商によって入れるプランが先に決まります。

法人でも個人プランじゃダメなん?

ダメじゃ!会社の規模で区分が決まるぞよ。

この記事では、企業の広報・マーケ担当や映像編集者が法人契約で迷わないように、選び方の5つのポイント、7社の法人プランの比較、店舗で流すBGMアプリとの違い、企業規模別のおすすめ、契約を社内で通す方法まで網羅しました。

この記事を先読み

法人向け音源サブスク7社の比較
サービス 法人向けプラン 区分の決まり方 席数 法人プランの月額 特徴 公式サイト
Epidemic SoundEpidemic Sound Business/Business Plus 会社の年商 2〜10名 5,000円〜/月
(年一括60,000円)
30日間の無料トライアルあり 公式HPへ
ArtlistArtlist Max Business/Enterprise 従業員数(50人) 最大7席 62,190円〜/月
(Max Business)
クライアント案件や広告まで使える 公式HPへ
AudiostockAudiostock エンタープライズプラン 使う人数 15人まで同額 24,200円〜/月 日本語で請求書払いに対応 公式HPへ
SoundstripeSoundstripe Business/Enterprise 使う人数 3人 69.99ドル〜/月
(約10,500円)
YouTube5チャンネルまで対応 公式HPへ
Motion ArrayMotion Array Business(見積もり) 問い合わせ 非公表 見積もり
(個人は24.99ドル)
映像テンプレートと音源を1本化 公式HPへ
EnvatoEnvato チームプラン/Enterprise 問い合わせ 非公表 見積もり
(個人は16.5ドル〜)
効果音が約94万点と最大級 公式HPへ
Adobe StockAdobe Stock ビジネス/エンタープライズ 問い合わせ 1人から 17,380円〜/月
(年一括)
日本語対応でAdobe CCと連係 公式HPへ

※料金は1ドル=約150円換算・2026年9月時点・最新は各公式サイトで要確認。紹介する7社はいずれも商用利用に対応しています。

目次

    法人の音源サブスクの選び方で見る5つのポイント

    法人プランは会社の規模で決まるエンタープライズ見積もり✓大企業・代理店✓アプリ/ゲーム✓請求書払いチーム/ビジネス月5,000円台〜✓2〜15名で共有✓クライアント案件✓有料広告個人向けプラン月1,000円台〜✓本人の動画✓1人での受託制作自社がどの層かを先に確かめるのじゃ!※2026年9月時点・区分の条件は各社で異なります
    法人プランは会社の規模で決まるエンタープライズ見積もり✓大企業・代理店✓アプリ/ゲーム✓請求書払いチーム/ビジネス月5,000円台〜✓2〜15名で共有✓クライアント案件✓有料広告個人向けプラン月1,000円台〜✓本人の動画✓1人での受託制作自社がどの層かを先に確かめるのじゃ!※2026年9月時点・区分の条件は各社で異なります

    会社で契約するとき何を見ればいいの?

    まず自社がどの区分に入るかじゃ!

    法人の音源サブスクは、個人向けサービスの延長ではありません。多くのサービスが法人向けプランを別に用意していて、そこに入る条件が会社側の属性で決められています。企業の広報担当が月額料金の安さだけで個人プランを選ぶと、後から規約違反を指摘される可能性があります。

    ここでは、法人契約でつまずかないための判断軸を5つに整理しました。この5つの順番で確認していけば、候補は自然に絞り込めます。

    自社が入る法人プランの区分を先に選ぶ重要度:★★★★★

    法人プランの入口は、サービスごとにまったく違います。Epidemic Sound(エピデミックサウンド)は会社の年商で区分が分かれ、Artlist(アートリスト)は従業員数で分かれます。Audiostock(オーディオストック)は使う人数で料金が変わる仕組みです。

    つまり「うちは3人で使うから安いプランでいい」と決めても、会社の規模によってはそのプランを契約できません。条件を満たさない個人プランで会社の動画を作るのは規約違反にあたります。

    Artlistの場合、グループ会社を合算した従業員が50人を超える会社のために素材を使うなら、実際に使うのが1人であってもMax BusinessかEnterpriseが必要です。まず自社の従業員数と年商を確認してから、候補のサービスを見に行く順番が正解になります。

    注意したいのは、この条件が「誰のために素材を使うか」で判定される点です。制作を担当するのが業務委託の映像編集者1人であっても、発注元が従業員50人を超える企業なら、その規模に応じた区分が求められます。社外のクリエイターに動画制作を任せている企業の広報担当は、委託先がどのプランで契約しているかまで確認しておくと安全です。

    何人で使えるかと席の管理機能を確かめる重要度:★★★★☆

    法人プランには席数(ライセンス数)の上限があります。Epidemic SoundのBusinessは2名、Business Plusは最大10名です。Artlistのチームプランは最大7席で、8席以上はEnterpriseに移ります。Audiostockのエンタープライズプランは15人までが同額で、16人以上は料金が変動します。

    1つのアカウントを部署で使い回すのは、ほぼすべてのサービスで認められていません。制作会社で編集者が増える見込みがあるなら、席を後から追加できるかも確認しておきましょう。

    Artlistは管理画面から席を追加でき、追加料金は年契約の残り期間で日割り計算されます。管理者がメンバーの利用状況を見られるか、退職者の席を付け替えられるかといった管理機能も、運用が始まってから効いてくる部分です。

    席の考え方はサービスごとに細かく違います。Artlistのチームプランは管理者も1席を使う数え方で、メンバー個人のプロジェクトは対象外です。Audiostockは15人までが同額なので、部署をまたいで使う会社ほど1人あたりの負担が下がります。SNS運用の担当者と映像編集者、外部の協力スタッフまで含めて、実際に素材を触る人数を先に数えておきましょう。

    クライアント案件やYouTube広告に使えるか重要度:★★★★★

    法人利用でいちばん見落とされやすいのが、使える範囲です。自社の採用動画に使うのか、クライアントに納品する作品に使うのかで、必要なプランが変わります。

    使える範囲で確認したい項目

    • クライアント案件…受託した他社の動画に使えるか
    • 有料広告…YouTube広告やSNS広告の配信に使えるか
    • 放送・OOH…テレビCMや屋外広告に使えるか
    • アプリやゲーム…製品への組み込みが可能か

    ArtlistのMax Businessは、SNSの収益化チャンネル数が無制限で、有料広告やクライアント案件、放送、屋外広告まで対応します。ただしゲームやアプリへの組み込みはEnterpriseだけです。Audiostockは、動画配信者プランが契約者本人の動画のみで、受託制作にはスタンダードプラン以上が必要になります。

    料金の支払い方法と契約期間が経理に合うか重要度:★★★★☆

    法人契約では、月額料金そのものより支払い方法でつまずくことがあります。クレジットカードしか使えないサービスだと、経理の運用に合わない会社も少なくありません。

    Audiostockはスタンダードプランとエンタープライズプランで請求書払いとクレジットカードの両方に対応しています。一方でArtlistは、発注書や銀行振込、取引先登録フォームへの記入はEnterpriseだけの対応で、チームプランとMax Businessは前払いのカード決済が基本です。

    契約期間も確認しましょう。Epidemic SoundはCreator、Pro、Businessが月払い可能で最低利用期間なしですが、Enterpriseは最低12か月の年払いのみです。解約しても日割りの返金はありません。

    日本語で著作権の範囲を確認できるか重要度:★★★☆☆

    稟議を通すときには、利用規約の内容を社内に説明する必要があります。規約が英語だけのサービスだと、法務や上長への説明に時間がかかります。

    日本語での確認のしやすさでは、国産のAudiostockとAdobe Stock(アドビストック)が有利です。Audiostockは規約もサポートも日本語で社内に説明できます。権利確認の資料もそのまま回せます。

    海外サービスでも、公式ヘルプセンターの記述を翻訳して添付すれば説明は可能です。ただし解約後の扱いのように誤読しやすい条件は、原文の言い回しまで確認しておくと安心です。

    国内の法人契約なら

    法人向け音源サブスクのおすすめランキング比較(BGM別)

    で、結局どれが法人に向いてるん?

    順位はBGM全体の評価じゃ!法人の答えは別ぞよ。

    ここからの順位は、BGMを扱うサービスとしての総合評価で並べています。著作権トラブルの起きにくさ、楽曲の数とジャンル、音質、コスパを見た並びなので、法人契約のしやすさとは順番が一致しません。国内の法人が稟議を通しやすいサービスは3位のAudiostockですし、大企業が入れる区分を明示しているのは1位のEpidemic Soundと2位のArtlistです。

    各サービスの法人プランの条件を、比較ポイント表で確認しながら読み進めてください。

    ※料金は1ドル=約150円換算・2026年9月時点の情報です。

    1位|Epidemic Sound(エピデミックサウンド)

    Epidemic Sound

    法人プラン Business/
    Business Plus
    区分の条件 会社の年商
    席数 2〜10名
    月額 5,000円〜
    (年一括60,000円)
    無料トライアル 30日間
    日本語サポート 英語が中心
    法人の著作権リスクを減らすなら

    Epidemic Soundの法人プランは、会社の年商で区分が決まります。年商1,000万ドル未満ならBusiness、5,000万ドルまでならBusiness Plus、それを超える企業や公的機関はEnterpriseです。代理店と制作会社だけは基準が厳しく、500万ドル未満でBusinessの対象になります。

    自社の年商を見れば入るプランが分かるので、企業の広報担当が社内で説明しやすいのが強みです。Businessは2名、Business Plusは最大10名まで使えます。

    法人利用のメリット

    • 年商という客観的な基準で入るプランが決まる
    • Businessには30日間の無料トライアルあり
    • クライアント案件の権利処理やアプリ3本までの利用が含まれる
    • 月払いが可能で最低利用期間なし

    法人利用の注意点

    • 規約とサポートは英語が中心
    • Enterpriseは最低12か月の年払いのみ
    • 解約しても日割りの返金はない

    法人プランで示されるチャンネル数は「保護できるチャンネル数」で、個人プランの「収益化できるチャンネル数」とは意味が違います。Businessは各プラットフォーム3チャンネル、Business Plusは10チャンネルです。YouTubeやTikTokを複数運用している企業は、この数を先に数えておきましょう。

    Businessにはインフルエンサーマーケティング向けの利用が月50本まで含まれ、アプリとゲームへの組み込みも3本までカバーされます。Business Plusになると、配信やライブイベントでの利用と導入時のオンボーディングが加わります。SNS運用を外部のクリエイターと一緒に進めている企業なら、この上乗せ分がそのまま実務の余裕につながります。

    2位|Artlist(アートリスト)

    Artlist

    法人プラン Max Business/
    Enterprise
    区分の条件 従業員数(50人)
    席数 最大7席
    月額 62,190円〜
    (Max Business)
    無料トライアル 検索と試聴のみ
    日本語サポート 英語が中心
    企業動画の品質を上げるなら

    Artlistの分かれ目は、利用人数ではなく会社の従業員数です。グループ会社を合算した従業員が50人を超える会社のために素材を使うなら、使う人が1人でもMax BusinessかEnterpriseが必要になります。

    従業員50人未満の会社と制作チームは、Music & SFXかMaxを契約してからチームプランに移行できます。最大7席で1人あたり15パーセント引きになり、全員にPro相当のライセンスが付きます。

    法人利用のメリット

    • クライアント案件・有料広告・放送・屋外広告まで使える範囲が広い
    • ライセンス範囲内の法的な補償と優先サポートが付く
    • チームのダウンロード履歴を全員が確認できる
    • 楽曲の世界観が統一されブランディング動画に向く

    法人利用の注意点

    • Max Businessは月額62,190円からと高め
    • 発注書・銀行振込はEnterpriseだけの対応
    • ゲームやアプリへの組み込みはEnterpriseが必要
    • メンバー個人のプロジェクトには使えない

    映像編集者が複数いる制作会社で、映像の質を一段上げたいときの本命です。チームプランとMax Businessは請求書払いに対応していません。経理がカード決済を認めない会社は、最初からEnterpriseの見積もりを取る流れになります。

    3位|Audiostock(オーディオストック)

    Audiostock

    法人プラン エンタープライズ
    区分の条件 使う人数
    席数 15人まで同額
    月額 24,200円〜
    無料トライアル スタンダードは30日間
    日本語サポート 国産・日本語
    日本語で稟議を通すなら

    国内の企業がいちばん通しやすいのがAudiostockです。エンタープライズプランは15人まで月額24,200円で、16人以上は人数に応じて料金が変わります。ダウンロードは無制限で、100万点以上の楽曲と効果音が使えます。

    請求書払いに対応しているので、経理の運用を変えずに契約できます。規約もサポートも日本語なので、法務への説明資料をそのまま作れます。

    法人利用のメリット

    • 請求書払いに対応し稟議が通しやすい
    • 15人までは人数が増えても月額が変わらない
    • 権利表記が日本語で明快なので社内確認が早い
    • サブスクとは別に単品購入もできる

    法人利用の注意点

    • ダウンロードは1日100点までの制限あり
    • 動画配信者プランは契約者本人の動画にしか使えない
    • 16人以上は料金が個別見積もりになる

    受託制作をする会社が動画配信者プランを選ぶのは避けましょう。他社の動画に使うならスタンダードプラン以上が必要です。社内の複数人で使う予定があるなら、最初からエンタープライズプランで見積もりを取るほうが早く進みます。

    4位|Soundstripe(サウンドストライプ)

    Soundstripe

    法人プラン Business/
    Enterprise
    区分の条件 使う人数
    席数 3人
    月額 69.99ドル〜
    (約10,500円)
    無料トライアル なし
    日本語サポート 英語が中心
    海外プロ水準の音を使うなら

    Soundstripeは海外のプロ制作会社に支持されているサービスです。Businessプランは月額69.99ドル(約10,500円)で3人まで使えます。さらに上のEnterpriseは年額999ドル(約149,850円)です。

    少人数の映像制作チームが、海外の作品のような質感を出したいときに向きます。楽曲は約5.8万曲、効果音は約9万点です。

    法人利用のメリット

    • 3人までなら月額1万円台で法人利用を始められる
    • 契約中に作った作品は解約後も使い続けられる
    • YouTube5チャンネルまでカバーされる

    法人利用の注意点

    • 個人向けのPersonalは商用利用の対象外
    • 席数が3人で止まり増員に弱い
    • 無料トライアルの案内がなく試しにくい

    いちばん安いPersonalプランは商用利用に使えません。料金表だけを見て選ぶと、会社の広報動画に使えないプランを契約してしまいます。法人で検討するならBusiness以上が前提です。

    5位|Motion Array(モーションアレイ)

    Motion Array

    法人プラン Business(見積もり)
    区分の条件 問い合わせ
    席数 非公表
    月額 見積もり
    (個人は24.99ドル)
    無料トライアル 無料素材あり
    日本語サポート 英語が中心
    映像制作をまとめて効率化するなら

    Motion ArrayはPremiere ProやAfter Effects用のテンプレートに強く、BGMと効果音も同じ契約に含まれます。個人向けのEverythingは月額24.99ドル(約3,749円)で全素材が使え、法人向けのBusinessは見積もり制です。

    映像編集の作業をひとつのサービスでまとめたい制作部門に合います。楽曲は約2.3万曲、効果音は約1.3万点と数は控えめです。

    法人利用のメリット

    • テンプレートと音源を1つの契約で揃えられる
    • 編集ソフトとの連係で作業時間を短縮できる
    • 無料で試せる素材が用意されている

    法人利用の注意点

    • 法人プランの席数と料金が公表されていない
    • 楽曲数は7社のなかで少なめ
    • 解約後に新しい作品へ使い始めることはできない

    BGMだけを目的に契約するサービスではありません。テンプレートを日常的に使う映像編集者がいる部署で、音源も一緒に確保したいときの選択肢になります。

    6位|Envato(エンバト)

    Envato

    法人プラン チームプラン/
    Enterprise
    区分の条件 問い合わせ
    席数 非公表
    月額 見積もり
    (個人は16.5ドル〜)
    無料トライアル なし
    日本語サポート 英語が中心
    素材をまとめて確保するなら

    Envato Elementsは、音楽と効果音に加えて動画テンプレートや写真、グラフィックまで使い放題になる総合素材サービスです。個人向けのCoreは月額16.5ドル(約2,475円)から、上位のUltimateは109ドル(約16,350円)です。

    楽曲は約34万曲、効果音は約94万点と数では最大級です。素材を横断してまとめたい会社に向きます。

    法人利用のメリット

    • 音源だけでなく映像素材も1契約で揃う
    • 効果音の点数が多く探し直しが減る
    • ダウンロード数の制限がない

    法人利用の注意点

    • 法人向けの席数と料金が公表されていない
    • 無料トライアルの用意がない
    • 解約後に新規の作品へ使うことはできない

    音源だけを求めるなら契約は重くなります。デザイン部門や広報部門が写真やテンプレートも必要としている会社なら、全体のコストを下げられる可能性があります。

    7位|Adobe Stock(アドビストック)

    Adobe Stock

    法人プラン ビジネス/
    エンタープライズ
    区分の条件 問い合わせ
    席数 1人から
    月額 17,380円〜
    (年一括)
    無料トライアル プランによる
    日本語サポート 日本語対応
    Adobe環境で完結させるなら

    Adobe StockはAdobe Creative Cloudと連係し、Premiere ProやAfter Effectsのパネルから素材を検索して配置できます。無制限ストック素材のビジネス向けプランは年間一括払いで月額17,380円です。

    管理画面が日本語で、ライセンス取得履歴から再ダウンロードもできます。すでにAdobe CCを全社導入している会社なら、追加の負担が小さく済みます。

    法人利用のメリット

    • 管理画面とサポートが日本語で使える
    • 取得した素材は解約後も使い続けられる
    • Adobe製品との連係で探す手間が減る

    法人利用の注意点

    • 音楽はあくまで総合素材のなかの1ジャンル
    • 楽曲数と効果音数が公表されていない
    • クレジット制のプランは月の取得点数に上限あり

    BGMだけを目的に契約するサービスではありません。写真やイラストも日常的に使う広報部門で、素材の窓口を1本化したいときの選択肢です。

    法人の音源トラブルを防ぐなら

    法人の音源サブスクと店舗で流すBGMアプリの違い

    店舗BGMと動画用の音源は別物店舗で流すBGM空間で再生する契約動画に使う音源作品へ組み込む契約事業者向けの音楽配信サービス個人向けアプリは対象外再生の許可が最優先著作権フリーの音源サブスク広告・配信・納品に対応解約後の扱いを要確認VS用途がちがえば契約もちがうぞよ!※用途ごとに規約の該当箇所を確認してください
    店舗BGMと動画用の音源は別物店舗で流すBGM空間で再生する契約事業者向けの音楽配信サービス個人向けアプリは対象外再生の許可が最優先動画に使う音源作品へ組み込む契約著作権フリーの音源サブスク広告・配信・納品に対応解約後の扱いを要確認VS※用途ごとに規約の該当箇所を確認してください

    店でSpotify流すのもサブスクっすよね?

    それは全然ちがう契約じゃぞ!

    「法人でBGMのサブスクを契約したい」という相談には、性格の違う2つの用途が混ざっています。ひとつは店舗や事務所で音楽を再生する用途、もうひとつは自社の動画や広告に音源を組み込む用途です。この2つは契約するサービスがまったく別になります。

    ロイヤリティフリーとは、素材を使うたびに使用料を払わなくてよい契約形態のことです。著作権を放棄した素材という意味ではありません。

    店舗で音楽を流すアプリはUSENやSpotifyが中心

    店舗や事務所で流す音楽は、空間で再生するための契約が必要です。USENのような事業者向けサービスや、店舗利用に対応した業務用の音楽配信サービスが使われます。

    個人向けのSpotify、Amazon Music、Apple Musicは、規約上いずれも私的利用が前提です。店舗で流す目的には使えません。個人向けの音楽アプリを店内で再生すると規約違反になります。月額料金が安いからという理由で選ばないようにしましょう。

    この用途では、曲数や音質よりも「店舗での再生が許可されているか」が最優先の判定軸になります。

    動画や配信に使うなら著作権フリーの音源サブスク

    自社の採用動画、商品紹介の映像、YouTube配信、SNS広告に音を入れるなら、この記事で比較している著作権フリーの音源サブスクが対象です。素材を作品に組み込んで公開する前提でライセンスが設計されています。

    こちらの用途で店舗向けのサービスを契約しても、動画に組み込む権利は付いてきません。逆に音源サブスクを契約しても、店舗のスピーカーで流す権利が含まれるとは限りません。用途ごとに規約の該当箇所を確認するのが確実です。

    動画に使う音は、必ず作品への組み込みが認められた素材から選びます。ここを取り違えると、公開後に著作権の申し立てを受ける原因になります。

    Amazon MusicやApple Musicを社内利用する際の注意

    社内のイベントや研修動画で、普段聴いている音楽アプリの曲を使いたくなることがあります。ただしApple MusicやAmazon Musicの楽曲を動画に入れて公開するのは、たとえ社内向けでも権利上の問題が生じます。

    社外に公開しない映像であっても、配布や保存の方法によっては私的利用の範囲を超えます。判断に迷う場面が出るくらいなら、最初から商用利用が認められた音源サブスクを1つ契約しておくほうが、結果として手間もリスクも減らせます。

    展示会で流すループ映像や、採用説明会のスライドに付ける音も同じ考え方です。社内の誰かが「手持ちのアプリの曲でいいのでは」と言い出す前に、使ってよい音源の置き場所を社内で1つ決めておきましょう。素材の保管場所とダウンロード元をそろえておけば、あとから音の出どころをたどれます。

    企業動画の音源を安全に揃えるなら

    法人の音源サブスクの選び方を企業規模別に紹介

    うちみたいな小さい会社はどれ?

    従業員の数で候補が変わるのじゃ!

    ここまでの判断軸を、会社の規模ごとに当てはめて整理します。自社に近いパターンから読んでください。おすすめのサービスは、席数と支払い方法の条件から自然に決まります。

    従業員50人未満の制作チームにおすすめのサービス重要度:★★★★☆

    社内に映像編集者が2〜5人いる規模なら、選択肢がいちばん広くなります。ArtlistのチームプランはMusic & SFXかMaxを契約してから人数を伝える流れで、最大7席まで1人あたり15パーセント引きになります。

    Epidemic SoundのBusinessは2名まで、Soundstripeの Businessは3人までです。編集者の人数が少なく、クライアント案件が中心なら、この3社の比較で十分に判断できます。

    従業員50人を超える企業が選ぶべきプラン重要度:★★★★★

    グループ会社を合わせて従業員が50人を超えるなら、Artlistは実際に使うのが1人でもMax BusinessかEnterpriseが必要です。ここを見落としたまま個人プランで運用している企業は少なくありません。

    Epidemic Soundは年商で判定されるため、従業員数が多くても年商1,000万ドル未満ならBusinessの対象です。Audiostockのエンタープライズプランは15人まで同額なので、部署をまたいで使う会社ではコストが読みやすくなります。

    代理店や受託制作の会社は無料の範囲に注意重要度:★★★★★

    広告代理店や受託の制作会社は、条件がいちばん厳しく設定されています。Epidemic Soundは代理店と制作会社だけ年商500万ドル未満という別の基準が適用されます。Artlistは規模を問わずMax Business以上の契約が案内されています。

    クライアントに納品する作品へ使うなら、個人向けプランは対象外です。無料で使える素材配布サイトを併用する場合も、受託案件に使える範囲かどうかを必ず規約で確認してください。

    少人数の法人は個人向けプランとの比較から重要度:★★★☆☆

    社長1人と担当者1人といった少人数の法人なら、まず個人向けプランで条件を満たせるかを確認します。Audiostockのスタンダードプランは1人での受託制作まで対応し、月額2,365円から使えます。

    使う人が増えたら法人プランへ切り替える流れで問題ありません。ただし従業員数や年商で区分が決まるサービスでは、人数が少なくても法人プランが必要になる点だけ覚えておきましょう。

    使う頻度が低い会社なら、サブスク以外の方法も候補に入ります。Audiostockは楽曲や効果音を単品で購入でき、年に数本しか動画を作らない会社なら月額を払い続けるより安く収まります。動画の本数が増えて単品購入の合計が月額を超えそうになった時点で、サブスクへ切り替える判断をすれば無駄がありません。

    15人まで同額で使うなら

    法人が音源サブスクを契約する方法と社内で通すポイント

    稟議で落とされたら嫌なんすけど…

    使える範囲を先に書けば通りやすいぞよ!

    法人契約は、サービスを決めてから社内の承認を取るまでが1セットです。順番を間違えると、契約直前で差し戻される原因になります。次の流れで進めると手戻りが減ります。

    1. 自社の従業員数と年商を確認し、入れる区分を特定する
    2. 候補サービスの無料トライアルや無料素材で使い勝手を試す
    3. 使える範囲と料金をまとめ、稟議の資料を作る
    4. 支払い方法と契約期間を経理に確認する
    5. 契約後の運用ルールを社内で共有する

    無料トライアルで音質と検索機能を試す

    契約前に必ず素材を触っておきましょう。Epidemic SoundのBusinessは30日間の無料トライアルがあり、Audiostockのスタンダードプランも30日間試せます。Motion Arrayは無料で使える素材が公開されています。

    試すときは、実際に作る動画のジャンルで検索してみてください。音質だけでなく、目的の雰囲気の楽曲に何分でたどり着けるかが、現場の作業時間を大きく左右します。検索機能が日本語に対応しているかも合わせて確認しておくと安心です。

    試用の期間中は、担当者1人ではなく実際に編集する人にも触ってもらいましょう。編集ソフトとの連係で作業が変わるサービスもあるため、ふだんの作業の流れに乗るかどうかは現場でしか判断できません。トライアル中に解約すれば料金がかからないサービスもあるので、期限と解約の手順は初日に確認しておくと安心です。

    稟議に必要な料金と利用範囲をまとめる

    承認を取る資料には、月額料金だけでなく使える範囲を必ず書きます。どの媒体に使えるか、クライアント案件に使えるか、何人で使えるかの3点を押さえておけば、法務からの差し戻しはほぼ防げます。

    公式サイトの料金ページと利用規約は、更新されると内容が変わります。稟議の資料には確認した日付を必ず添えてください。

    年払いにすると月額が下がるサービスが多いのも押さえておきたい点です。Epidemic Soundは年払いで最大58パーセントの割引が案内されています。予算の組み方によっては、年間契約のほうが通しやすい場合もあります。

    契約後の使い方と運用ルールを決める

    契約して終わりにすると、アカウントの共有や解約後の誤用といったトラブルが起きます。アカウントを部署で共有しない運用ルールを最初に決めておきましょう。

    解約後の扱いもサービスごとに違います。契約中に公開した作品はそのまま使えても、解約後に新しい作品へ使い始めることはできないケースが大半です。素材をダウンロードした日と、その素材を使った作品を公開した日の記録を残しておくと、後から確認できます。

    退職や異動で席を空けるときの手続きも決めておきましょう。Artlistのように管理画面から席を追加できるサービスなら、運用の担当者を1人決めておくだけで管理が回ります。

    30日間の無料トライアルで試すなら

    法人の音源サブスクの選び方のよくある質問

    法人でも個人向けプランを契約できますか?

    サービスによります。Artlistは従業員50人を超える会社のために使うなら、利用者が1人でも法人向けプランが必要です。Epidemic Soundは年商で区分が決まります。Audiostockは使う人数で決まるため、1人での受託制作ならスタンダードプランで対応できます。まず自社の従業員数と年商を確認してください。

    請求書払いに対応している音源サブスクはありますか?

    Audiostockはスタンダードプランとエンタープライズプランで請求書払いとクレジットカードの両方に対応しています。Artlistは発注書や銀行振込がEnterpriseだけの対応で、チームプランとMax Businessはカード決済が基本です。他のサービスは公式サイトの記載だけでは判断できないため、問い合わせて確認するのが確実です。

    1つのアカウントを社内の複数人で使えますか?

    使えません。ほとんどのサービスが席数(ライセンス数)で人数を管理しています。Epidemic SoundのBusinessは2名、Artlistのチームプランは最大7席、Audiostockのエンタープライズプランは15人までです。アカウントの共有は規約違反にあたるため、人数に合ったプランを選んでください。

    店舗で流すBGMにも音源サブスクは使えますか?

    用途が違います。店舗や事務所で音楽を再生する目的には、USENのような事業者向けの音楽配信サービスが対象です。この記事で比較しているのは、動画や広告に音源を組み込むためのサービスです。SpotifyやAmazon Music、Apple Musicといった個人向けアプリは、店舗での再生にも動画への組み込みにも使えません。

    解約したあとも作った動画は公開したままで大丈夫ですか?

    多くのサービスで、契約中に公開した作品はそのまま使い続けられます。ただし解約後に新しい作品へ同じ素材を使い始めることは認められていません。Adobe Stockはクレジットで取得した素材を解約後も使えますが、新規の取得はできません。条件はサービスごとに違うため、契約前に規約を確認してください。

    クライアントに納品する動画にも使えますか?

    プランによります。ArtlistのMax Businessはクライアント案件に対応し、Audiostockはスタンダードプラン以上で受託制作が可能です。Audiostockの動画配信者プランは契約者本人の動画しか対象にならないため、受託案件には使えません。代理店や制作会社は条件が厳しく設定されているので、必ず法人向けプランで確認してください。

    年払いと月払いはどちらがおすすめですか?

    使い続ける前提なら年払いのほうが安くなります。Epidemic Soundは年払いで最大58パーセントの割引が案内されています。ただし解約しても日割りの返金はありません。まず無料トライアルで使い勝手を確かめ、社内で運用が回ることを確認してから年払いに切り替えるのが安全な方法です。

    法人の音源サブスク選び方のまとめ

    法人の音源サブスクは、月額料金の比較から入ると失敗します。Epidemic Soundは会社の年商、Artlistは従業員数、Audiostockは使う人数と、区分の決まり方がサービスごとに違うためです。自社がどの区分に入るかを先に特定してから、席数と使える範囲、支払い方法を確認していく順番が確実です。

    国内の企業で稟議を早く通したいならAudiostock、年商を基準に分かりやすく選びたいならEpidemic Sound、クライアント案件や広告まで幅広く使いたいならArtlistが候補になります。店舗で流すBGMは別のサービスが必要な点も押さえておきましょう。

    まずは無料トライアルで音質と検索のしやすさを試し、稟議の資料に使える範囲と確認日を添えるところから始めてください。

    法人向け音源サブスク7社の比較
    サービス 法人向けプラン 区分の決まり方 席数 法人プランの月額 特徴 公式サイト
    Epidemic SoundEpidemic Sound Business/Business Plus 会社の年商 2〜10名 5,000円〜/月
    (年一括60,000円)
    30日間の無料トライアルあり 公式HPへ
    ArtlistArtlist Max Business/Enterprise 従業員数(50人) 最大7席 62,190円〜/月
    (Max Business)
    クライアント案件や広告まで使える 公式HPへ
    AudiostockAudiostock エンタープライズプラン 使う人数 15人まで同額 24,200円〜/月 日本語で請求書払いに対応 公式HPへ
    SoundstripeSoundstripe Business/Enterprise 使う人数 3人 69.99ドル〜/月
    (約10,500円)
    YouTube5チャンネルまで対応 公式HPへ
    Motion ArrayMotion Array Business(見積もり) 問い合わせ 非公表 見積もり
    (個人は24.99ドル)
    映像テンプレートと音源を1本化 公式HPへ
    EnvatoEnvato チームプラン/Enterprise 問い合わせ 非公表 見積もり
    (個人は16.5ドル〜)
    効果音が約94万点と最大級 公式HPへ
    Adobe StockAdobe Stock ビジネス/エンタープライズ 問い合わせ 1人から 17,380円〜/月
    (年一括)
    日本語対応でAdobe CCと連係 公式HPへ

    ※料金は1ドル=約150円換算・2026年9月時点・最新は各公式サイトで要確認。楽曲数と効果音数は各社で集計基準が異なるため単純比較はできません。