申し立て対策とBGMの曲数で見る海外の音源サブスク7社
海外の音源サブスクおすすめの選び方│比較する4つのポイント
海外の音源サブスクは、世界中のアーティストが作ったBGMや効果音を、月額の料金で動画に使えるサービスです。
SpotifyやApple Musicのような「聴くための音楽配信サービス」とは契約の中身がまったく違います。
音源サブスクとは:動画や配信に入れて公開するための利用許可(ライセンス)がセットになった、BGM・効果音の定額サービスのことです。
海外のサービスは曲の雰囲気やジャンルの幅に強みがある一方で、ライセンスの細かいルールが社ごとに大きく違います。
料金や曲数だけで決めると、YouTubeで申し立てが届いたり、解約したあとに動画を作れなくなったりして困ることがあります。
ここでは、海外の音源サブスクを比較するときに見るべき4つのポイントを、重要な順に紹介します。
BGMの申し立てを防ぐ仕組みがあるか重要度:★★★★★
海外の音源サブスクで最初に確認したいのは、YouTubeのContent IDによる申し立てをどう防ぐかです。
Content IDとは:YouTubeにアップされた動画の音声を、登録済みの曲と自動で照らし合わせる仕組みのことです。
大手の海外サービスは、カタログの曲をContent IDに登録していることが多いです。
そのため、正規に契約して使った曲でも、何もしなければ申し立てが自動で届くことがあります。
チャンネルを先に登録すれば申し立てを防げます。
Epidemic SoundやArtlistは、自分のYouTubeチャンネルをアカウントに紐づけておく仕組みを用意しています。
一方で、ライセンス証明書を使って届いた申し立てに異議を出す形のサービスもあります。
収益化しているYouTuberほど、この違いが手間とリスクの差になります。
収益化できるチャンネル数が足りるか重要度:★★★★☆
海外の音源サブスクは、プランごとに収益化できるチャンネルの数が決まっていることが多いです。
たとえばEpidemic SoundのCreatorプランは1チャンネル、Proプランは3チャンネルまでです。
SoundstripeもPersonalプランはYouTube1チャンネルの個人利用向けで、商用利用はProプラン以上になります。
上限を超えたチャンネルはライセンスの範囲外です。
メインチャンネルと切り抜きチャンネル、ゲーム実況用のサブチャンネルなどを持つ配信者は、契約前に自分のチャンネル数を数えておきましょう。
TikTokやInstagram、Twitchも1つの配信先として数えるサービスがあるので、動画を投稿する場所をすべて書き出すと確実です。
解約後に作る動画で使えるか重要度:★★★★☆
見落としやすいのが、解約したあとの扱いです。
海外の音源サブスクの多くは「契約中に公開した動画はそのまま残せるが、解約後に作る新しい動画には使えない」というルールです。
ダウンロードした曲がパソコンに残っていても、解約後の新しい動画に入れることはできません。
解約後も使うなら素材が残る仕組みを選びます。
クレジットで1曲ずつライセンスを取得するAdobe Stockは、取得した素材を解約後も使い続けられます。
国産のAudiostockも、契約中に利用した音源なら解約後に再び使えます。
詳しい違いは解約後の扱いの比較で紹介します。
海外らしいBGMの曲数とジャンルがあるか重要度:★★★☆☆
最後に、動画に合うBGMが十分な数とジャンルでそろっているかを見ます。
海外の音源サブスクは、シネマティックな曲やLo-fi、ポップスなど、洋楽らしい雰囲気のBGMが得意です。
曲数ではEnvatoが約34万曲と多く、Epidemic SoundとSoundstripeは約5万曲台、Artlistは約3万曲です。
ただし、曲数が多いほど良いとは限りません。
Artlistのように曲数を絞り、音質と世界観のそろったBGMで選ばれているサービスもあります。
無料登録や無料トライアルで、自分の動画に合うジャンルを実際に検索して、再生して確かめるのが確実です。
海外の音源サブスクを比較する4つのポイント
| ポイント |
確認すること |
| 申し立ての防ぎ方 |
チャンネル登録か証明書での異議か |
| チャンネル数 |
収益化する配信先の数がプランの枠内か |
| 解約後の扱い |
解約後の新しい動画に使えるか |
| 曲数とジャンル |
動画に合うBGMが検索で見つかるか |
配信収益化の定番
海外の音源サブスクで申し立てを防ぐ仕組みを比較│おすすめの対策
仕組みを知れば防げるのじゃ!3つの型で覚えるぞよ。
海外の音源サブスクは、どれも商用利用に対応していますが、Content IDの申し立てへの向き合い方は同じではありません。
大きく分けると「チャンネルを先に登録する型」「ライセンスの記録で異議を出す型」「プランの枠でチャンネルを管理する型」の3つです。
それぞれの仕組みと、YouTuberや映像編集者におすすめの使い方を紹介します。
チャンネルを先に登録する型(Epidemic Sound・Artlist)
Epidemic SoundとArtlistは、自分のYouTubeチャンネルをアカウントに登録しておくことで、契約中の曲への申し立てを防ぐ仕組みです。
Artlistではこの登録ツールを「Clearlist」と呼んでいます。
Artlistの楽曲はContent IDに登録されているため、登録を忘れると正規に使った曲でも申し立てが届きます。
申し立てが届いても、あとからチャンネルや動画を登録すれば解消できるケースが多いです。
チャンネル登録型のおすすめの使い方
- 契約したらすぐにYouTubeチャンネルを登録する
- 新しいチャンネルは動画を1本アップしてから登録する
- チャンネルURLではなく正確なチャンネルIDを貼る
- クライアントの動画は招待リンクで登録してもらう
Artlistのクライアント向け招待リンクには有効期限があるため、受託の映像編集者は納品のタイミングに合わせて発行するのがおすすめです。
ライセンスの記録で異議を出す型(Envato・Adobe Stock)
Envatoは、素材をダウンロードするたびに、使う制作物ごとのライセンス証明書を発行します。
万一YouTubeで申し立てが届いたときは、この証明書を使って異議を申し立てる流れです。
同じ曲を別の案件で使うときは、再ダウンロードは不要で、新しい案件名でライセンスを発行し直します。
Adobe Stockは、クレジットで取得した素材がアカウントの「ライセンス取得履歴」に残ります。
証明書型は、案件ごとに記録を残す習慣がある人に向きます。
案件の数が多い映像編集者や、社内で素材の使用記録を管理したい企業の広報担当には扱いやすい型です。
その反面、チャンネル登録型に比べると、申し立てが届いてから対応する場面が出やすくなります。
プランの枠でチャンネルを管理する型(Soundstripe・Motion Array)
Soundstripeは、プランによって使えるチャンネルの枠が決まっています。
Personalプランは個人の非商用向けでYouTube1チャンネルのみ、ProプランとPro PlusプランはYouTube5チャンネルまで使えます。
Motion Arrayは、Premiere ProやAfter Effectsのテンプレートと一緒にBGMを使う映像編集者向けのサービスです。
申し立てへの対応方法は、契約前に公式ヘルプで確認しておくと安心です。
どちらのサービスも、ダウンロードした素材の記録を案件ごとに残しておくと、万一のときに説明しやすくなります。
国産のAudiostockは「YouTube安心利用曲」で選ぶ
比べる基準として、国産のAudiostockの仕組みも押さえておきましょう。
Audiostockは多くの作品をContent IDに登録したうえで、警告が出ないように設定しており、該当する曲には「YouTube安心利用曲」と表示されます。
BGMを探すときはこの表示のある曲を選ぶのが基本です。
ただし、安心利用曲でもContent IDの仕様上、アラートを完全には防げないと公式に案内されています。
効果音やボイスでは基本的に発生しませんが、BGMや歌ものでは稀に届くことがあります。
申し立てが届いたときの対応手順
どの型のサービスでも、申し立てが届いたときに慌てないよう、手順を決めておくと安心です。
- YouTube Studioで申し立ての内容と申立人の名前を確認する
- 使った曲が契約中にダウンロードしたものかを確かめる
- チャンネル登録型ならチャンネルや動画を登録し直す
- 証明書型ならライセンス証明書や取得履歴を用意する
- 解消しなければ各サービスのサポートに問い合わせる
根拠のない異議を繰り返すとチャンネルに悪影響が出ます。
まずは契約とライセンスの記録を確認してから、落ち着いて対応してください。
申し立てを未然に防ぐなら
海外でおすすめの音源サブスクBGMランキング7選
BGMの安心と量で並べたのじゃ!国産も基準に入れたぞよ。
ここからは、海外でおすすめの音源サブスクを、BGMを動画に使うときの総合力で順位づけして紹介します。
順位の基準は、BGMで著作権トラブルになりにくいこと、曲数とジャンルの豊富さ、音質と世界観、コスパの順です。
紹介する7社のうち6社が海外のサービスで、国産のAudiostockは海外勢と比べるための基準として同じ条件で並べています。
各サービスの比較ポイント表では、申し立ての防ぎ方と解約後の扱いもあわせて確認してください。
※料金は1ドル=約150円換算・2026年6月時点・最新は各公式サイトで要確認
1位|Epidemic Sound(エピデミックサウンド):収益化の安心と曲数のバランス

| 月額 |
1,490円〜/月 (年払い) |
| 発祥 |
スウェーデン |
| BGM/効果音 |
約5.5万/約25万 |
| 申し立ての防ぎ方 |
チャンネル登録 |
| 解約後の扱い |
公開済み動画のみ |
| YouTube収益化 |
 |
配信収益化の定番
Epidemic Soundはスウェーデン発の音源サブスクで、海外でも日本でもYouTuberや配信者の定番として知られています。
チャンネルを登録しておけば、契約中の曲を使った動画への申し立てを防ぎやすく、収益化を守りたい人の一番の悩みに応えます。
BGMは約5.5万曲、効果音は約25万音あり、動画に合う曲を短時間で見つけやすいのも強みです。
海外のサービスですが日本向けに円建ての料金があり、Creatorプランは年払いで月1,490円から使えます。
Epidemic Soundのメリット
- チャンネルを登録して申し立てを防ぎやすい
- BGMに加えて効果音も約25万音ある
- 契約中に公開した動画は解約後もクリアされたまま
- 30日間の無料トライアルで曲探しを試せる
Epidemic Soundの注意点
- Creatorプランで収益化できるのは1チャンネル
- 解約後に公開する新しい動画はクリアされない
- 毎月払いは月2,590円と割高になる
Epidemic Soundは、契約中に公開した動画なら解約後もずっとクリアされたままです。
一方で、解約後に公開した動画の収益は運営側に入ります。
複数のチャンネルで収益化しているゲーム実況者やVTuberは、3チャンネルまで使えるProプラン(年払いで月2,490円)を選んでください。
企業の広報担当が社内で使う場合は、2人で使えるBusinessプラン(年払いで月5,000円)も用意されています。
2位|Artlist(アートリスト):高音質BGMで動画の格を上げる

| 月額 |
1,590円〜/月 |
| 発祥 |
イスラエル |
| BGM/効果音 |
約3万/約5万 |
| 申し立ての防ぎ方 |
チャンネル登録 |
| 解約後の扱い |
公開済み動画のみ |
| YouTube収益化 |
 |
プロ並の動画品質なら
Artlistはイスラエル発の音源サブスクで、洗練された音質と世界観のあるBGMで選ばれています。
Vlogやシネマティックな映像を作るYouTuberや映像編集者が、動画の雰囲気を一段上げたいときの本命です。
日本向けに円建ての料金があり、Music & SFXプランは月1,590円で音楽と効果音を使えます。
Clearlistにチャンネルを登録すれば、Content IDの申し立てを未然に防げます。
Artlistのメリット
- 音質と世界観のそろったBGMが多い
- Clearlistの登録で申し立てを未然に防げる
- 契約中に作った作品は解約後もそのまま使える
- 無料登録だけで検索と試聴ができる
Artlistの注意点
- BGMの曲数は約3万曲と控えめ
- 音楽のダウンロードは1日40曲まで
- Clearlistへの登録を忘れると申し立てが届く
Artlistは曲数で勝負するサービスではなく、選び抜かれた曲で動画の印象を良くしたい人向けです。
契約中にダウンロードした曲は、契約中に作って公開した作品なら解約後も使い続けられます。
ただし、解約後に始める新しいプロジェクトには、以前ダウンロードした曲も使えません。
AI音声や映像素材まで使いたい場合は、クレジット制のMaxプラン(月6,290円から)も選べます。
3位|Audiostock(オーディオストック):海外勢と比べる国産の基準

| 月額 |
858円〜/月 (年払い) |
| 発祥 |
日本 |
| BGM/効果音 |
約49万/約50万 |
| 申し立ての防ぎ方 |
安心利用曲の表示 |
| 解約後の扱い |
使った曲は再利用可 |
| YouTube収益化 |
 |
30日間無料トライアルあり
Audiostockは日本発の音源サービスで、海外の音源サブスクと迷ったときに比べる基準になるサービスです。
BGMは約49万曲、効果音は約50万音と、今回の7社の中でも特に多くの素材がそろっています。
規約や問い合わせが日本語で、単品購入とサブスクの両方に対応しているため、使う頻度に合わせて選べます。
海外勢と比べて特徴的なのは、契約中に利用した音源なら解約後も再び使える点です。
Audiostockのメリット
- BGM約49万曲と効果音約50万音の大きなライブラリ
- 契約中に利用した音源は解約後も再び使える
- 規約や問い合わせを日本語で進められる
- スタンダードプランは30日間の無料トライアルがある
Audiostockの注意点
- 動画配信者プランは本人の動画配信用途に限られる
- 音楽がメインのYouTube動画には使えない
- ダウンロードしただけで使っていない曲は解約後に使えない
海外のサービスのように洋楽らしい雰囲気で選ぶなら1位や2位のサービスが合いますが、曲数と日本語での安心を重視するならAudiostockが有力です。
BGMチャンネルのような音楽メインの動画には使えません。
企業の広報担当が会社の動画に使う場合は、商用利用に対応したスタンダードプラン(年払いで月2,365円)以上を選んでください。
4位|Soundstripe(サウンドストライプ):海外プロ志向の高品質BGM

| 月額 |
19.99ドル〜/月 (約3,000円) |
| 発祥 |
アメリカ |
| BGM/効果音 |
約5.8万/約9万 |
| 申し立ての防ぎ方 |
プランのチャンネル枠 |
| 解約後の扱い |
公開済み動画のみ |
| YouTube収益化 |
 |
海外プロの音質なら
Soundstripeはアメリカの音源サブスクで、海外のプロYouTuberや制作会社に人気があります。
シンプルで質の高いBGMが多く、日本での知名度はまだ高くないものの、プロっぽい音を求める映像編集者に選ばれています。
BGMは約5.8万曲、効果音は約9万音で、曲数でもEpidemic Soundと同じくらいの規模です。
料金はドル建てで、商用利用に対応したProプランは年払いで月19.99ドル(約3,000円)です。
Soundstripeのメリット
- 海外のプロが使う質の高いBGMが多い
- ProプランならYouTube5チャンネルまで使える
- ダウンロード数が無制限で曲を探しやすい
Soundstripeの注意点
- Personalプランは商用利用に対応していない
- ドル建てのため請求額が為替で変わる
- 無料トライアルが用意されていない
いちばん安いPersonalプラン(年払いで月9.99ドル・約1,500円)は、YouTube1チャンネルの個人利用向けです。
収益化や案件の動画に使うならProプラン以上が必要です。
契約中に作った作品は解約後も使い続けられますが、解約後に新しい作品へ使うことはできません。
5位|Motion Array(モーションアレイ):動画テンプレとBGMを1本化

| 月額 |
24.99ドル〜/月 (約3,750円) |
| 発祥 |
アメリカ |
| BGM/効果音 |
約2.3万/約1.3万 |
| 申し立ての防ぎ方 |
公式ヘルプで確認 |
| 解約後の扱い |
公開済み動画のみ |
| YouTube収益化 |
 |
編集もBGMもまとめるなら
Motion Arrayはアメリカの映像編集者向けのサブスクで、Premiere ProやAfter Effectsのテンプレートと一緒にBGMや効果音を使えます。
映像素材とBGMを別々のサービスで契約せず、1つの契約にまとめたい映像編集者に向いています。
音楽を使えるのはEverythingプラン(月24.99ドル・約3,750円)以上で、それより下のプランには音楽が含まれません。
Motion Arrayのメリット
- 動画テンプレートとBGMを1つの契約で使える
- Premiere ProやAfter Effectsの作業と相性が良い
- 契約中に公開した作品は解約後もカバーされる
Motion Arrayの注意点
- 音楽を使えるのはEverythingプラン以上
- BGMは約2.3万曲と7社の中で少なめ
- ドル建てで規約も英語が中心
下位のプランを選ぶとBGMが使えないので注意してください。
BGMの曲数よりも、編集作業をまとめて速くしたい人に合うサービスです。
解約後に新しいプロジェクトで素材を使い始めることはできないため、長く続ける案件は契約期間の中で作り終える計画にしておくと安心です。
6位|Envato(エンバト):BGMも映像素材も揃う総合素材

| 月額 |
16.50ドル〜/月 (約2,500円) |
| 発祥 |
オーストラリア |
| BGM/効果音 |
約34万/約94万 |
| 申し立ての防ぎ方 |
ライセンス証明書 |
| 解約後の扱い |
公開済み動画のみ |
| YouTube収益化 |
 |
素材をまとめて揃えるなら
Envato Elementsは、BGMや効果音に加えて動画テンプレート、写真、グラフィックまで使える総合素材サブスクです。
BGMは約34万曲、効果音は約94万音と、海外の音源サブスクの中でもライブラリが大きいのが特徴です。
Coreプランは月16.50ドル(約2,500円)で、素材のダウンロードは無制限です。
Envatoのメリット
- BGMと効果音の点数が多く選択肢が広い
- 動画テンプレートや写真もまとめて使える
- 案件ごとにライセンス証明書を発行できる
Envatoの注意点
- BGM専門ではないため曲の探し方に慣れが要る
- 無料トライアルが用意されていない
- ドル建てで規約も英語が中心
Envatoは1回のダウンロードが1つの制作物のライセンスになる仕組みです。
同じ曲を別の案件で使うときは、新しい案件名でライセンスを発行し直してください。
ショート動画を量産するSNS動画クリエイターや、案件ごとに素材を管理したい映像編集者に向いています。
7位|Adobe Stock(アドビストック):Adobe CCと連係して配置が速い

| 月額 |
3,828円〜/月 (年払い) |
| 発祥 |
アメリカ |
| BGM/効果音 |
数万〜/数万〜 |
| 申し立ての防ぎ方 |
ライセンス取得履歴 |
| 解約後の扱い |
取得した曲は使える |
| YouTube収益化 |
 |
Adobe CCで編集するなら
Adobe Stockはアメリカのアドビが提供する素材サービスで、9億点以上のアセットの中に音楽や効果音も含まれています。
Premiere ProなどAdobe Creative Cloudと連係しているので、Adobe CCを契約している映像編集者は素材を探して配置するまでが速くなります。
音楽専用のプランはなく、月10クレジットのプランで音楽1曲につき1クレジットを使って取得します。
Adobe Stockのメリット
- 取得した素材はサブスクの解約後も使える
- Adobe CCのアプリから素材を探しやすい
- 日本語のサイトとサポートがある
Adobe Stockの注意点
- 音楽専用のプランがない
- 月10クレジットだとBGMは10曲まで
- BGM単体で見ると料金は割高になりやすい
Adobe Stockは使い放題ではなく、1曲ずつライセンスを取得する形です。
その代わり、取得した曲は解約後も使い続けられ、ライセンス取得履歴から再ダウンロードもできます。
BGMを大量に使う人には、月10曲の枠では足りません。
画像素材と一緒に、月に数曲だけBGMが必要な企業の広報担当やデザイナーに合うサービスです。
配信収益化の定番
解約後の扱いで比較する海外の音源サブスクおすすめの注意点
新しい動画には使えない所が多いのじゃ!型で覚えるぞよ。
海外の音源サブスクを長く使ううえで大切なのが、解約したあとの扱いです。
「ダウンロードした曲は自分のもの」と思い込んでいると、解約後に作った動画でライセンス違反になることがあります。
7社の解約後の扱いは、大きく3つの型に分かれます。
海外の音源サブスク7社の解約後の扱い
| 型 |
サービス |
解約後の新しい動画 |
| 公開済みの作品だけ残る |
Epidemic Sound・Artlist・Soundstripe・Motion Array・Envato |
使えない |
| 利用した曲が残る |
Audiostock |
契約中に利用した曲は使える |
| 取得した曲が残る |
Adobe Stock |
取得した曲は使える |
公開済みの作品は残せるが新しい動画には使えない5社
Epidemic Sound、Artlist、Soundstripe、Motion Array、Envatoの5社は、契約中に作って公開した作品なら解約後もそのまま残せます。
YouTubeに公開済みの動画を消したり、BGMを差し替えたりする必要はありません。
解約後の新しい動画には手元の曲も使えません。
パソコンにダウンロードした曲が残っていても、解約後に新しく作る動画に入れるのはライセンスの範囲外です。
Epidemic Soundの場合、解約後に公開した動画には著作権の申し立てが入り、その動画の収益はEpidemic Sound側が受け取ります。
「たまにしか動画を作らないから解約して、必要なときだけ手元の曲を使う」という使い方はできないので注意してください。
契約中に利用した曲なら解約後も使えるAudiostock
国産のAudiostockは、契約中に「利用した」音源なら解約後も再び使えます。
たとえば契約中の動画に使ったBGMは、解約後に別の動画でもう一度使えるということです。
ただし、ダウンロードしただけで一度も使っていない曲は、解約後には使えません。
ダウンロードして貯めた曲は解約後に使えません。
海外の5社とも違う条件なので、Audiostockと比べるときは「ダウンロード」と「利用」を分けて考えてください。
クレジットで取得した曲が残るAdobe Stock
Adobe Stockは、クレジットを使って取得した素材のライセンスが買い切りの形で残ります。
サブスクを解約したあとでも、取得済みの曲は使い続けられます。
Adobeアカウントのライセンス取得履歴から再ダウンロードもできるので、パソコンを買い替えたときも安心です。
使い放題ではない代わりに、1曲ごとの権利がはっきり手元に残るのが特徴です。
海外の音源サブスクを解約する前にやっておきたいこと
解約したあとに困らないよう、次の手順を済ませてから手続きしましょう。
- 契約中に作りかけの動画をすべて公開まで終わらせる
- 使った曲のタイトルとダウンロード日を案件ごとに記録する
- ライセンス証明書や取得履歴を保存しておく
- チャンネル登録型のサービスは登録したチャンネルを控える
- 次に使う音源サブスクを決めてから解約する
特にYouTubeで収益化しているYouTuberは、解約と新しいサービスの契約の間に空白ができないようにするのがおすすめです。
年払いのプランは途中で解約しても返金されないことが多いため、更新日の前に見直すと無駄がありません。
解約後も曲を使いたいなら
用途別に探す海外の音源サブスクおすすめの組み合わせ
用途で答えは変わるのじゃ!4つのタイプで教えるぞよ。
ランキングの順位はBGMの総合力で決めていますが、実際に選ぶときは自分の用途に合わせて考えるのが確実です。
海外の音源サブスクでよくある4つの使い方ごとに、おすすめのサービスを紹介します。
YouTubeで収益化している個人クリエイター
YouTubeで広告収益を得ている個人クリエイターには、Epidemic Soundが最もおすすめです。
チャンネルを登録して申し立てを防げるので、収益化を守るという一番の目的に合っています。
収益化を守る個人はまず無料トライアルで試しましょう。
30日間の無料トライアルがあるので、自分の動画に合うBGMがあるかを確かめてから契約できます。
Vlogや旅の映像など、雰囲気を大事にするYouTuberなら、音質で選ばれているArtlistも候補になります。
複数のチャンネルを持つゲーム実況者やVTuber
ゲーム実況やVTuberの配信では、メインチャンネルに加えて切り抜きやサブチャンネルを運営することがよくあります。
この場合は、プランで収益化できるチャンネル数を最初に確認してください。
Epidemic SoundのProプランは3チャンネル、SoundstripeのProプランはYouTube5チャンネルまで使えます。
配信の切り抜きを他人が投稿する場合は、その人のチャンネルが自分の契約の範囲に入らないこともあります。
切り抜き師にBGMを使ってもらうなら、どのチャンネルで使えるかを事前に共有しておきましょう。
クライアント案件を受ける映像編集者
受託で動画を作る映像編集者は、案件ごとにライセンスを管理しやすいサービスが向いています。
Envatoは案件名ごとにライセンス証明書を発行でき、納品後に説明を求められたときも証明書を渡せます。
ArtlistはClearlistの招待リンクで、クライアントのチャンネルを登録してもらう使い方ができます。
Premiere ProやAfter Effectsのテンプレートもまとめて使うなら、Motion Arrayで編集とBGMを1本化すると作業が速くなります。
いずれのサービスも、クライアントワークに使えるプランかどうかを契約前に確認してください。
企業の広報・マーケ担当
企業の広報担当やマーケ担当が海外の音源サブスクを使うなら、複数人で使えるプランを選びます。
Epidemic SoundのBusinessプランは2人、Business Plusプランは最大10人で使えます。
規約を日本語で確認して社内の稟議を通したい場合は、国産のAudiostockも比べてみてください。
Adobe CCを会社で契約していて画像素材も一緒に買うなら、Adobe Stockを使うと素材の管理を1つにまとめられます。
迷ったときのおすすめの組み合わせ
- 収益化の安心を最優先する個人:Epidemic Sound
- 音質で動画の格を上げたい人:Artlist
- 曲数と日本語の安心を重視する人:Audiostock
- 案件ごとに素材を管理する映像編集者:Envato
プロ並の動画品質なら
海外の音源サブスクおすすめのよくある質問
海外の音源サブスクでも日本円で払えますか?
払えるサービスがあります。Epidemic Sound、Artlist、Adobe Stockは日本向けに円建ての料金があります。Envato、Motion Array、Soundstripeはドル建てなので、請求額は為替によって変わります。
SpotifyやApple Musicの曲を動画のBGMに使えますか?
使えません。Spotify、Apple Music、Amazon Music Unlimited、LINE MUSIC、YouTube Musicなどは個人で聴くための音楽配信サービスで、動画に入れて公開する許可は含まれていません。音楽ストアで購入した曲も同じです。動画に使うBGMは音源サブスクで探してください。
海外の音源サブスクで無料トライアルがあるのはどこですか?
Epidemic Soundは30日間の無料トライアルがあります。Artlistは無料登録で検索と試聴ができます。Adobe StockはAI Studio付きのプランに7日間の無料トライアルがあります。EnvatoとSoundstripeには無料トライアルがありません。国産のAudiostockはスタンダードプランに30日間の無料トライアルがあります。
正規に契約したのにYouTubeで申し立てが届くのはなぜですか?
多くの海外サービスは、カタログの曲をContent IDに登録しています。そのため、チャンネルを登録していないと、正規に使った曲でも自動で申し立てが届くことがあります。Epidemic SoundやArtlistではチャンネルを登録すれば解消できるケースが多いです。
解約したあと、ダウンロード済みの曲は使えますか?
多くの海外サービスでは、契約中に公開した作品はそのまま残せますが、解約後に作る新しい動画には使えません。Adobe Stockはクレジットで取得した曲を解約後も使えます。国産のAudiostockは契約中に利用した曲なら解約後も再び使えます。
海外の音源サブスクは英語が読めなくても使えますか?
曲の検索やダウンロードは、ジャンルや雰囲気のタグを選ぶだけでできるので、英語が苦手でも使えます。ただし規約や問い合わせは英語が中心のサービスが多いため、ライセンスの範囲はブラウザの翻訳機能などを使って契約前に確認してください。
海外の音源サブスクは複数契約したほうがいいですか?
最初は1社で十分です。BGMの雰囲気が合わないと感じたら、無料トライアルや無料登録で別のサービスを試してから乗り換えるのがおすすめです。映像テンプレートも必要な映像編集者は、BGM用と素材用で2社を組み合わせる方法もあります。
海外の音源サブスクおすすめまとめ
海外の音源サブスクは、どれも商用利用に対応していますが、申し立ての防ぎ方と解約後の扱いは社ごとに違います。
BGMを動画に使う総合力で選ぶなら、チャンネル登録で申し立てを防げるEpidemic Soundが1位です。
音質と世界観で動画の格を上げたいならArtlist、海外プロ志向のBGMならSoundstripeが候補になります。
映像編集の作業をまとめたいならMotion ArrayやEnvato、Adobe CCで編集しているならAdobe Stockが便利です。
多くの海外サービスは、解約後に作る新しい動画には曲を使えません。
解約後も曲を使いたい人や、曲数と日本語の安心を重視する人は、国産のAudiostockも比べてから決めてください。
まずは無料トライアルや無料登録で、自分の動画に合うBGMが見つかるかを試してみましょう。
海外でおすすめの音源サブスク7社のサービス内容比較一覧表
※紹介7社はすべて商用利用に対応(プランにより範囲が異なります)。料金は1ドル=約150円換算・2026年6月時点・最新は各公式サイトで要確認。BGMの曲数は集計基準が各社で異なるため単純比較はできない概数です。