Envatoのセールは3種類!ElementsとMarketで違う割引
Envatoの割引を検索すると「60%オフ」「サイバーマンデー」といった言葉が並びます。
ただし、それらがすべて同じ割引を指しているわけではありません。
Envatoのサービスは大きく2つに分かれています。
どちらの話をしているかで、割引の意味も金額の下がり方も変わります。
Envato Elementsとは、月または年で定額を払い、対象素材をダウンロードし放題にできるサブスクのことです。
Envato Marketとは、音源を扱うAudioJungleなどのマーケットで、素材を1点ずつ買い切る仕組みのことです。
この2つは会計が完全に別です。Elementsを契約しても、Market側の素材が無料になることはありません。
Envatoの割引は買う場所ごとに別物です。
ここを分けずに探すと、YouTuberの方が「セール情報を見つけたのに、自分の欲しい素材はまったく安くならない」という遠回りをします。
年間一括払いによる割引重要度:★★★★★
Elementsは、月ごとの支払いと年間一括の支払いを選べます。
一般に、年間一括のほうが1か月あたりの負担は軽くなります。
これは時期に関係なくいつでも選べるため、映像編集者のように毎月コンスタントに素材を使う人にとっては最も確実な割引です。
金額は改定されることがあるので、契約画面で月払いと年間一括の両方の請求額を必ず見比べてください。
時期限定のセール重要度:★★★☆☆
ブラックフライデーやサイバーマンデーのように、特定の時期だけ実施される割引もあります。
ただしEnvatoは、開催時期や割引率をあらかじめ公表していません。
毎年必ず同じ条件で実施されるという保証もありません。
セール待ちで制作スケジュールを止めるのは避けてください。
納品日が決まっているVTuberの案件や企業の広報動画では、待った分だけ制作に使える時間が削られます。
Envato Market側の単品セール重要度:★★★★☆
Market側では、素材ごとに販売者が価格を決めています。
そのため値引きは素材の単位で起こり、Elementsのプラン料金とは連動しません。
年に数点しか素材を買わない人にとっては、こちらのほうが総額を抑えられる場合があります。
判断の分かれ目は、1か月あたり何点の素材を使うかです。
「60%オフ」という表記の読み方重要度:★★★★☆
割引率だけが大きく書かれた情報を見かけたら、まず何と何を比べた数字なのかを確認してください。
月払いを12か月続けた場合と年間一括を比べた数字なのか、通常価格と時期セール価格を比べた数字なのかで意味はまったく違います。
前者は常に使える割引なので、いま契約しても同じ条件を受けられます。
後者は期間が終われば消えるため、待つかどうかの判断が必要になります。
同じ「オフ」でも、自分がいつ契約できるかによって価値が変わる数字だと考えてください。
制作素材をまとめて揃えるなら
Envato Elementsのセール価格!プラン別の実質月額を計算
Envato Elementsには、個人向けの2プランとビジネス向けのプラン、企業向けの見積もりプランがあります。
素材のダウンロード数はどのプランでも無制限で、大きな差が出るのはAI生成の回数です。
Envato Elementsのプラン別料金
| プラン |
月額 |
円換算の目安 |
AI生成の回数 |
| Core |
16.5ドル |
約2,475円 |
月10回 |
| Plus |
39ドル |
約5,850円 |
月100回 |
| Ultimate |
109ドル |
約16,350円 |
無制限 |
| Enterprise |
見積もり |
– |
無制限 |
※2026年8月時点。円換算は1ドル150円で計算した概算です。
Coreは個人向けの入り口にあたるプランで、1人での利用が前提です。
複数人で使う場合は、チーム向けの契約が別に用意されています。
CoreとPlusの差額をどう見るか重要度:★★★★☆
CoreとPlusの差は月22.5ドル、円換算で約3,375円です。
この差額で増えるのはAI生成の回数だけで、音源や動画テンプレートのダウンロードは両方とも無制限です。
つまり、AI生成を月に10回以上使わないのであれば、Plusを選ぶ理由はほとんどありません。
サムネイル用の画像をAIで量産するSNS動画クリエイターなら回数を使い切りますが、BGMと効果音が主目的なら多くの人はCoreで足ります。
年間の差額に直すと約40,500円です。
この金額があれば、必要になったときだけ単品で素材を買い足したほうが自由度は高くなります。
ドル建て請求という見落としやすい変動重要度:★★★★★
Envatoの請求はドル建てです。
そのため、円で見た支払額は為替によって毎月変わります。
1ドル150円が160円になると、Coreの約2,475円は約2,640円に上がります。10%の割引を受けても、為替がそれ以上動けば効果は打ち消されます。
円安が進むと割引分は相殺されます。
円建てで請求される国内サービスにはない変動なので、企業の広報担当のように年間予算を組む立場では特に注意が必要です。
年間一括払いは、この為替変動を1年分まとめて固定できるという意味でも効きます。
音源以外も含めた実質単価で考える重要度:★★★★☆
Envatoの音源は楽曲340,000曲、効果音940,000音と、主要サービスの中でも群を抜いた量です。
それでもCoreの約2,475円は、音源だけを見れば国内サービスより高く感じます。
判断が変わるのは、音源以外の素材も使う場合です。
Envato Elementsの1契約には、写真・動画テンプレート・フォント・Premiere Pro用のテンプレートまで含まれます。
実質単価が逆転する条件
- 音源のサブスクを月1,500円前後で契約している
- 動画テンプレートを別サービスで月2,000円前後で契約している
- 合計3,500円前後の支出を、Envato Coreの約2,475円にまとめられる
この条件に当てはまるなら、セールを待たなくても契約をまとめた時点で毎月の負担は下がります。
逆に音源しか使わないのであれば、他社のほうが安く収まります。
UltimateとEnterpriseは誰向けか重要度:★★☆☆☆
Ultimateは約16,350円で、AI生成が無制限になるビジネス向けのプランです。
個人のYouTuberやVTuberが選ぶ場面はほとんどなく、AIを使った素材制作が業務の中心にある人が対象になります。
Enterpriseは金額が公表されておらず、見積もりで決まります。
大企業や制作代理店のように、複数の担当者が同時に素材を使う体制を前提としたプランです。
企業の広報担当の方が検討する場合も、まずはCoreで必要な素材が揃うかを確かめてから上位プランを考える順番が安全です。
ダウンロード数はどのプランでも無制限なので、素材の量が理由で上位プランに上げる必要はありません。
音源も動画素材も1契約で
Envato Marketのセールで単品購入を安く買う方法
Envato Marketは、素材を1点ずつ買う形式のマーケットです。
音源はAudioJungleというマーケットで扱われており、Elementsのサブスクとは別に購入します。
買い切った素材は解約後も手元に残ります。
ここがサブスクとの決定的な違いです。
Marketの値引きは、Elementsのプラン改定とは無関係に起こります。
販売者が価格を下げれば、その素材だけが安くなる仕組みです。
定額と単品購入の分かれ目重要度:★★★★★
判断の軸は、月にどれだけ素材を使うかです。
Elements(定額)が向くケース
- 毎週動画を投稿し、月に何点も素材が必要
- BGMと効果音を大量に試して選びたい
- 音源以外の映像素材も同時に使う
- 素材を探す時間そのものを削りたい
Elements(定額)が向かないケース
- 年に数本しか動画を作らない
- 特定の1曲だけを長く使い続けたい
- 解約後も素材を使い回す前提で買いたい
- 使う素材の種類が最初から決まっている
年に数点しか使わないのであれば、定額を12か月払い続けるより単品購入のほうが総額は下がります。
Market側の値引きは素材ごとに起きるため、欲しい素材のページを定期的に見ておくのが現実的な探し方です。
解約後のライセンスの扱いに注意重要度:★★★★★
Elementsで契約中にダウンロードした素材は、契約が続いていることが前提の使い方になります。
解約すると新しいダウンロードはできなくなります。
すでに公開した動画をどう扱うかは、契約時点のライセンス条件で決まります。
長期間公開し続ける企業の採用動画や、チャンネルの固定オープニングのように何年も使う音源であれば、単品購入で権利を確定させておくほうが管理はラクになります。
ゲーム実況者のように使い捨てのBGMを毎週入れ替える使い方なら、定額のほうが合理的です。
同じEnvatoでも、使い方によって最適な買い方が入れ替わります。
両方を組み合わせる使い方もできます。
普段の素材はElementsで賄い、チャンネルのテーマ曲のように何年も使い続ける1曲だけをMarketで買っておく形です。
この場合、Elementsを解約しても看板になる音源は残ります。
活動の軸になる音源と、動画ごとに入れ替える音源を分けて考えると、支出の見通しが立てやすくなります。
まとめて素材を揃えるなら
Envatoのセールに無料トライアルはない!契約前の確認点
Envatoには無料トライアルがありません。
Epidemic Soundの30日間や、Audiostockのプラン別のトライアルのように「まず無料で使ってみる」ことができない仕組みです。
Envatoは契約してから中身を確かめる形になります。
だからこそ、セールの有無より先に確認しておくべきことがあります。
契約前に確認する3点
- 支払い方法が使えるか(クレジットカード・PayPal・Apple Payに対応)
- 月払いと年間一括で、請求額がいくら違うか
- 自分が使いたいジャンルの素材が実際にあるか
3つ目は特に重要です。
素材を検索して探すこと自体は契約前でもできるので、必要なBGMや効果音が十分にあるかを先に見ておけば、契約後の「思っていたものと違った」を減らせます。
セールを待つべき人重要度:★★★☆☆
納期に余裕があり、いま契約しなくても制作が止まらない人です。
趣味の範囲で動画を作るゲーム実況者や、来期からチャンネルを本格化させる予定のYouTuberが当てはまります。
ただし待つ期間にも上限を決めておいてください。
開催時期が公表されない以上、待ち続けても割引が来ないまま数か月が過ぎることがあります。
目安としては、1か月から2か月待って動きがなければ年間一括払いに切り替える、といった線引きが現実的です。
いま契約したほうがよい人重要度:★★★★★
すでに案件を抱えている映像編集者や、公開日が決まっている企業の広報担当です。
待っている間に発生する制作の遅れは、割引額よりも大きな損失になりやすいためです。
この場合は時期セールを狙わず、年間一括払いで確実な割引を取るほうが計算は立ちます。
契約のタイミングを自分でコントロールできるという点でも、時期セールより扱いやすい割引です。
無料トライアルが無いことを、そこまで大きな欠点と捉える必要もありません。
素材の検索と試聴は契約前でもできるため、実質的な下見の手段は用意されています。
必要なのは、契約前に自分の使うジャンルで検索して結果の量を見ておくという一手間だけです。
この確認を飛ばして契約すると、無料期間がない分だけ引き返しにくくなります。
今すぐ素材を揃えるなら
Envatoのセール情報とクーポンコードの探し方と注意点
「Envato クーポン」で検索すると、割引コードを掲載したサイトが多数出てきます。
ただし、そこに並ぶコードの多くは期限切れか、そもそも実在しないものです。
クーポンコードを入力させる目的で作られたページには、決済情報やアカウント情報を抜き取ろうとするものが混ざります。公式の契約画面以外でカード情報を入力しないでください。
出所の不明な割引コードは使わないでください。
数百円の割引と引き換えにカード情報を失うのは、まったく割に合いません。
割引を確認する順番重要度:★★★★★
契約画面までの確認手順
- 公式の料金ページで、月払いと年間一括の金額を見る
- 契約画面まで進み、割引がすでに反映されているかを見る
- コード入力欄がある場合のみ、公式が案内しているコードを入れる
- 最終的な請求額を確認してから決済する
割引は最終的な請求額だけで判断してください。
表示上の「オフ」の数字と、実際に引き落とされる金額は一致しないことがあります。
とくにドル建て請求のEnvatoでは、割引後のドル金額とカード会社が適用するレートの両方を見ないと、円での実額はわかりません。
セール情報を追う現実的な方法重要度:★★★☆☆
開催が公表されない以上、確実な追い方はありません。
現実的なのは、公式のアカウントページとメール通知を有効にしておくことです。
契約を検討している段階でアカウントだけ作っておけば、案内が届く経路は確保できます。
まとめサイトの情報は更新が止まっていることが多く、鵜呑みにすると古い割引率のまま判断してしまいます。
VTuberや配信者のように活動時間が限られている人ほど、情報を追う手間そのものが負担になります。
追いかけ続けるより、年間一括払いで確定させたほうが結果的にラクなことは多いはずです。
古い情報を見分ける目安もあります。
プラン名が現在のCore・Plus・Ultimateと違っていたり、AI生成の回数に触れていない解説は、更新が止まっている可能性が高いと考えてください。
プラン構成は改定されるため、金額だけでなくプラン名まで一致しているかを見ると鮮度を判断できます。
公式の料金を確かめるなら
Envatoのセールと他社の割引・キャンペーンを比較
Envatoの位置づけは、音源単体の安さではなく素材の幅にあります。
主要7サービスの条件を並べると、その性格がはっきりします。
主要7サービスの料金と無料トライアル
※2026年8月時点。円換算は1ドル150円で計算した概算です。商用利用は7サービスとも可能ですが、Soundstripeの最安Personalプランは利用できる範囲が限られます。
Envatoの最安プランは、国内サービスと比べると高い部類に入ります。
一方で楽曲340,000曲、効果音940,000音という物量は7サービスの中で最も多く、素材の選択肢という点でははっきり差がつきます。
Envatoの割引が効きやすい人重要度:★★★★☆
音源と映像素材の両方を使う人です。
テンプレートやフォントを別サービスで契約している映像編集者なら、まとめた時点で総額が下がります。
企業の広報担当のように、動画とバナーと資料の素材をまとめて調達する立場でも同じことが言えます。
契約先が1つになれば、経理の処理も手間が減ります。
素材の種類ごとにサービスを分けていると、割引を追いかける対象もその数だけ増えます。
契約を1本にまとめておけば、見るべき料金ページも年間一括のタイミングも1つで済みます。
他社の割引のほうが効く人重要度:★★★☆☆
音源だけが目的の人です。
日本語のサポートを重視するYouTuberや、月額を1,000円以下に抑えたい配信者は、国内サービスの割引を見たほうが早く結論が出ます。
映像テンプレートを一切使わないのであれば、Envatoの強みである素材の幅は料金に反映されているだけの余剰になります。
自分が実際に使う素材の種類を書き出してから比べると、どちらの割引を追うべきかがはっきりします。
無料で試せない点は他社と比べて不利です。
どうしても事前に使用感を確かめたいのであれば、トライアルのあるサービスから検討する順番のほうが失敗しません。
素材の幅で選ぶなら
Envatoのセールに関するよくある質問
Envatoのセールはいつ開催されますか?
Envatoは時期限定セールの開催時期や割引率を事前に公表していません。ブラックフライデーやサイバーマンデーの時期に実施された例はありますが、毎年同じ条件で行われる保証はありません。開催を待つより、いつでも選べる年間一括払いで判断するほうが確実です。
Envato Elementsに無料トライアルはありますか?
ありません。Epidemic Soundの30日間のような無料期間は用意されておらず、契約後に中身を確かめる形になります。素材の検索自体は契約前でもできるので、自分が使いたいジャンルのBGMや効果音が揃っているかを先に確認しておくと安心です。
Envatoのクーポンコードはどこで手に入りますか?
公式が案内するコード以外は信頼できません。検索で出てくるクーポン掲載サイトの多くは期限切れか、実在しないコードを載せています。カード情報の入力を求める非公式ページには特に注意してください。割引は契約画面の最終的な請求額で確認するのが確実です。
年間一括払いと月払いはどちらが安いですか?
一般に年間一括払いのほうが1か月あたりの負担は軽くなります。金額は改定されることがあるため、契約画面で両方の請求額を並べて確認してください。ドル建ての請求なので、年間一括にすると為替の変動を1年分まとめて固定できるという利点もあります。
Envato Elementsを解約すると、ダウンロード済みの素材はどうなりますか?
解約すると新しいダウンロードはできなくなります。すでに公開している動画をどう扱えるかは、契約時点のライセンス条件によって決まります。何年も公開し続ける企業動画やチャンネルの固定オープニングでは、Envato Marketの単品購入で権利を確定させておく方法もあります。
Envato MarketとEnvato Elementsは両方契約する必要がありますか?
必要はありません。会計が別なので、どちらか一方だけを使えます。月に何点も素材を使うならElements、年に数点だけならMarketの単品購入というのが基本的な分け方です。長く使い続ける特定の1曲だけをMarketで買い足す、という組み合わせ方もできます。
Envatoの支払いにはどんな方法が使えますか?
クレジットカード、PayPal、Apple Payに対応しています。請求はドル建てのため、円での実際の支払額はカード会社が適用するレートによって変わります。年間予算を組む企業の広報担当の方は、為替の変動幅も見込んで金額を確保しておくと安心です。
Envatoのセールと料金割引の賢い使い方まとめ
Envatoのセールは、定額サブスクのEnvato Elementsと単品購入のEnvato Marketで効き方が分かれます。この2つを混ぜて考えると、割引情報を見つけても自分の欲しい素材が安くならない、という遠回りになります。
Elementsで最も確実なのは、時期を選ばずいつでも使える年間一括払いです。時期限定のセールは開催時期も割引率も公表されないため、制作スケジュールを止めてまで待つ価値はありません。年に数点しか素材を使わないのであれば、Market側の単品購入で総額を抑えるほうが合理的です。
Coreの約2,475円は音源だけで見れば国内サービスより高めですが、写真・動画テンプレート・フォントまで1契約に含まれます。素材ごとに別サービスを契約している映像編集者や企業の広報担当なら、まとめた時点で毎月の負担が下がります。
見落としやすいのは、請求がドル建てである点です。円安が進むと割引の効果は打ち消されるため、円での実額を必ず確認してください。無料トライアルがない分、支払い方法と請求額、そして必要な素材が揃っているかを契約前に見ておくことが、失敗を防ぐ近道になります。
迷ったときの結論
月に何点も素材を使い、音源以外も必要なら年間一括払いでEnvato Elementsを契約する。年に数点だけならEnvato Marketで単品購入する。この2択で判断すれば、セールを待たずに自分に合った買い方が決まります。
制作素材をまとめて揃えるなら