VTuberの配信で使えるおすすめ音源サブスク7社のポジショニングマップ
VTuberのBGMにおすすめを選ぶ3つの基準
VTuberのBGM選びは、動画編集者が1本の映像に曲を合わせる作業とは前提が違います。配信は数時間続き、同じ曲が何度も流れ、アーカイブと切り抜きが後から残ります。ここでは配信活動に合った基準を3つに絞って整理します。
基準1|切り抜きやアーカイブが残っても安心して使えるか重要度:★★★★★
配信は終わった瞬間に消えるわけではありません。アーカイブが残り、切り抜き動画が伸び、ショート動画にも同じ音が乗ります。1回の配信で使った1曲が、あとから何十本の作品に広がっていくと考えてください。
切り抜きが伸びても申し立てが来ない音源を選びます。ここを外すと、収益化しているチャンネルほど後始末が大きくなります。個人勢か事務所所属かでライセンスの契約者が変わる点や、切り抜き師が使えるかどうかの線引きは、VTuberのBGM商用利用の解説で詳しく扱っています。
ロイヤリティフリーとは、契約した範囲内なら曲を使うたびに追加の使用料が発生しない仕組みのことです。著作権が放棄されているという意味ではありません。
基準2|配信の枠を埋められる曲数とジャンルがあるか重要度:★★★★☆
週4回、1回3時間の配信をすると、月におよそ50時間ぶんの音が要ります。同じ曲を延々と流すと視聴者の記憶に飽きが残るため、ジャンルの幅と曲数はそのまま配信の快適さに直結します。
VTuberが必要とするのは、雑談に合うゆるい曲、ゲーム配信に合うテンポの速い曲、歌枠の前後で流す落ち着いた曲、企画やライブ告知で使う盛り上がる曲です。1つのサービスでこの4系統がそろうかを、契約前にカタログの検索画面で確かめると失敗しません。
配信者が曲数をチェックするときの目安
- 雑談の待機曲: 20曲以上あると1か月は回せる
- ゲーム配信の曲: ジャンル別に10曲ずつ
- 歌枠の前後で流す曲: 5曲もあれば足りる
- 企画やお知らせの曲: 3曲を使い分ける
基準3|キャラの世界観に合う音を探しやすいか重要度:★★★☆☆
VTuberは見た目と声でキャラクターを作っています。そこに合わないBGMが流れると、視聴者の中の印象がぶれます。ゆるふわ系の配信者が重いロックを流し続けると、企画の内容よりも違和感のほうが記憶に残ってしまいます。
探しやすさも実力のうちです。日本語で「かわいい」「切ない」と検索できるサービスと、英語のタグでしか絞り込めないサービスでは、1曲見つけるまでの時間が何倍も変わります。配信の準備時間は限られているので、検索の速さは曲の質と同じくらい大事です。
無料で配布されているフリー音楽とサブスクの使い分け重要度:★★★☆☆
DOVA-SYNDROME、甘茶の音楽工房、魔王魂、MusMus、BGMerといった無料のフリー音楽の配布サイトは、VTuberの配信でもよく使われています。活動を始めたばかりで収益がゼロのうちは、無料の音楽から入るのは現実的な選択です。
ただし無料配布サイトは規約が予告なく変わることがあります。収益化したあとも同じ曲を使い続けるなら、規約の確認と差し替えの手間が毎回発生します。無料の音楽をどこまで商用で使えるかは、規約のタイプごとに条件が分かれるため、VTuberのBGM商用利用を扱った記事で確認してください。
無料とサブスクは、対立するものではなく使い分けです。曲被りが気にならない企画や、配信を始めた最初の1か月は無料の音楽で十分です。チャンネル登録者が増え、切り抜きが回り始めた段階でサブスクに移すと、あとから曲を差し替える手間がなくなります。
配信の収益化を守るなら
VTuber配信のBGMおすすめランキング7選
ここからは、VTuberの配信でBGMとして使えるおすすめの音源サブスク7社をランキングで紹介します。1位は収益化の安心と曲数のバランスで選びました。順位は、切り抜きやアーカイブが残っても安心して使えるか、配信の枠を埋める曲数とジャンルがあるか、音質と世界観、そして使い放題としてのコスパの順に評価しています。
※料金は1ドル=約150円換算・2026年6月時点・最新は各公式サイトで要確認
1位|Epidemic Sound(エピデミックサウンド)重要度:★★★★★

| 月額 |
1,490円〜/月 (年間一括) |
| 商用プラン |
2,490円〜 (Pro) |
| BGM/効果音 |
約5.5万/約25万 |
| 日本語サポート |
英語のみ |
| 無料トライアル |
30日間 |
| YouTube収益化 |
 |
配信の収益化を守るなら
VTuberの配信でいちばん怖いのは、伸びた切り抜きに著作権の申し立てが入ることです。Epidemic Soundは配信者向けの運用が整っていて、収益化しているチャンネルでも音楽が原因で止まりにくい点が最大の強みになります。アーカイブが長く残る配信活動と相性がいいサービスです。
曲は約5.5万曲で、効果音も約25万音そろっています。ゲーム配信で使うリアクション音まで同じサービスで完結するので、雑談枠とゲーム枠を行き来する配信者ほど得をします。1,490円から始められる価格も、活動を始めたばかりのVTuberに現実的です。
VTuberがEpidemic Soundを推せる理由
- 収益化しているチャンネルでも音楽で止まりにくい
- BGMと効果音が1契約でそろい配信の準備が短くなる
- 30日間の無料トライアルで曲の雰囲気を確かめられる
- 月1,490円からで活動初期でも続けやすい
契約前に知っておきたい注意点
- サイトと規約が英語中心で慣れるまで時間がかかる
- Creatorプランで収益化できるのは1チャンネルまで
- 解約後の扱いは規約の確認が必要になる
チャンネルを複数持つVTuberは、3チャンネルまで対応するProプランを見ておくと安心です。本チャンネルと切り抜き用の公式チャンネル、ゲーム専用チャンネルを分けて運用する人は、最初からこちらを選んだほうが結果的に安く済みます。
2位|Artlist(アートリスト)重要度:★★★★☆

| 月額 |
1,590円〜/月 (Music & SFX) |
| 商用プラン |
6,290円〜 (Max) |
| BGM/効果音 |
約3万/約5万 |
| 日本語サポート |
英語のみ |
| 解約後の利用 |
既存作品は継続可 |
| YouTube収益化 |
 |
配信の世界観を上げるなら
Artlistは、曲そのものの完成度でVTuberの配信の格を上げたいときに効きます。オープニングの映像や記念ライブの企画など、視聴者の記憶に残したい場面で使うと、配信の見え方が一段変わります。3Dモデルや2Dの立ち絵の雰囲気に合わせて世界観をそろえたい配信者に向いています。
契約中にダウンロードした曲は、解約したあとも既存の作品で使い続けられます。過去のアーカイブや切り抜きを消さずに残す前提のVTuber活動では、この条件が効いてきます。曲数は約3万曲と多くはありませんが、1曲あたりの完成度で選ばれているサービスです。
配信の印象を上げたい人に向く点
- 映像作品にも耐える音質でオープニングが締まる
- 契約中にダウンロードした曲は解約後も既存作品で使える
- 効果音も同じプランに含まれている
- 世界観の統一されたプレイリストが探しやすい
配信用途で気をつけたい点
- 曲数は約3万曲で毎日の配信を全部埋めるには少なめ
- クライアントワークまで含むと上位プランで価格が上がる
- 日本語のサポート窓口がない
毎日の待機画面をArtlistだけで回そうとすると、曲の使い回し感が出やすくなります。日常の配信は別のサービスでまかない、記念配信やオープニング映像でArtlistを使うという分け方が現実的です。
3位|Audiostock(オーディオストック)重要度:★★★★☆

| 月額 |
858円〜/月 (動画配信者) |
| 商用プラン |
2,365円〜 (スタンダード) |
| 単品購入 |
BGM1,210円〜 |
| BGM/効果音 |
約49万/約50万 |
| 日本語サポート |
国産・日本語 |
| YouTube収益化 |
 |
30日間無料トライアルあり
Audiostockは日本のサービスで、規約もサポートもすべて日本語です。国産で権利表記が日本語なので確認が早く済みます。企業案件を受けるVTuberや、事務所に所属していて権利の確認書類を求められる人ほど、この差が効いてきます。
曲は約49万曲、効果音は約50万音と全社でも最大級です。日本語の検索欄に「かわいい」「切ない」「和風」と入れるだけで候補が並ぶので、配信の直前に1曲探すような使い方でも困りません。アニメ調の曲やゲーム向けのループ素材も見つけやすく、VTuberの企画に合わせやすいのが強みです。
国内のVTuberに向いている理由
- 約49万曲と約50万音で配信の枠をまるごと埋められる
- 日本語で検索できるので1曲探す時間が短い
- 単品購入があり使う曲だけを買い切りにできる
- 規約もサポートも日本語で権利の確認が早い
プラン選びで間違えやすい点
- 858円の動画配信者プランは本人の配信用途に限られる
- 企業案件や他者への納品はスタンダード以上が必要
- 年間一括払いが基本で月々の分割は少し高くなる
VTuberが迷いやすいのがプランの選び方です。自分のチャンネルで配信するだけなら月858円の動画配信者プランで足ります。案件動画を受ける、切り抜き師に素材を渡す、グッズやボイスの販売物に使うといった段階になったら、スタンダードプランに上げてください。スタンダードには30日間の無料トライアルがあります。
4位|Soundstripe(サウンドストライプ)重要度:★★★☆☆

| 月額 |
9.99ドル (約1,500円) |
| 商用プラン |
19.99ドル (約3,000円) |
| BGM/効果音 |
約5.8万/約9万 |
| 日本語サポート |
英語のみ |
| YouTube収益化 |
 |
海外プロ級の音を使うなら
Soundstripeは海外のプロYouTuberや制作会社に人気があり、シンプルで質の高い楽曲がそろっています。落ち着いた雰囲気の雑談枠や、朗読やASMRのような静かな配信と相性がいいサービスです。曲数は約5.8万曲で、効果音も約9万音を用意しています。
注意したいのはプランの区分です。一番安いPersonalは商用利用に対応していません。YouTubeの1チャンネルに限った個人利用が前提なので、収益化して活動しているVTuberは上のProプランを選ぶことになります。表示価格の安さだけで判断しないでください。
静かな配信と合う理由
- 作り込まれた楽曲で配信の雰囲気が上品にまとまる
- Proプランなら5チャンネルまで収益化に使える
- 効果音も約9万音そろっている
- ダウンロード数の上限がない
VTuberが気をつけたい点
- 最安のPersonalは商用利用に使えない
- 日本語の情報が少なく規約を読むのに時間がかかる
- ドル建てのため為替で実質の負担が動く
朗読やASMRを軸にしているVTuberなら、Personalではなく最初からProプランを検討してください。音声作品を販売する段階になると、配信だけを想定したプランでは範囲が足りなくなります。
5位|Motion Array(モーションアレイ)重要度:★★★☆☆

| 月額 |
10.99ドル (約1,650円) |
| 音楽が使えるプラン |
24.99ドル (約3,750円) |
| BGM/効果音 |
約2.3万/約1.3万 |
| 日本語サポート |
英語のみ |
| YouTube収益化 |
 |
編集まで1本化するなら
Motion Arrayは映像編集者向けの総合サービスで、Premiere ProやAfter Effects用のテンプレートに強みがあります。切り抜き動画やショート動画を自分で編集するVTuberなら、テロップのテンプレートと音楽を1つの契約でまとめられる点に価値があります。
ただし音楽を使うにはEverything以上の契約が必要です。表示されている10.99ドルのプランはAI音声専用で、BGMは含まれていません。曲数も約2.3万曲と控えめなので、音楽だけを目的に契約するサービスではありません。
編集もするVTuberに向く点
- 動画テンプレートと音楽を1契約でまとめられる
- 切り抜きやショート動画の編集が速くなる
- 映像素材とBGMの雰囲気をそろえやすい
音楽目的だと弱い点
- 音楽を使うにはEverythingプランが必要になる
- 曲は約2.3万曲で効果音は約1.3万音と少なめ
- 日本語の窓口がなく規約は英語で読むことになる
6位|Envato(エンバト)重要度:★★★☆☆

| 月額 |
16.50ドル (約2,500円) |
| 商用プラン |
16.50ドル (約2,500円) |
| BGM/効果音 |
約34万/約94万 |
| 日本語サポート |
英語のみ |
| YouTube収益化 |
 |
素材をまとめて揃えるなら
Envatoは音楽だけでなく、動画テンプレート、写真、イラスト、フォントまで使い放題になる総合素材サービスです。効果音は約94万音と全社で最多クラスで、ゲーム配信のリアクション音を大量に使うVTuberには相性がよいサービスです。
配信そのものより、サムネイル制作やオープニング映像、SNS用の告知画像まで自分で作る人に向いています。音楽は約34万曲と数はありますが、配信向けに整理されたプレイリストは少なめなので、探す時間は長めに見ておいてください。
素材をまとめたい人に向く点
- 効果音が約94万音と最多クラスでゲーム配信に強い
- 画像やテンプレートまで1契約で使い放題になる
- プランが分かれておらず選ぶ手間がない
BGM目的で見た弱点
- 配信向けに整理されたプレイリストが少ない
- 音楽特化ではないため探す時間が長くなりやすい
- 無料トライアルがない
サムネイルや配信画面のデザインまで自分で作っているVTuberなら、素材費をまとめて1つに寄せられます。逆に配信のBGMだけが目的であれば、音楽に特化した上位の3社を先に検討してください。
7位|Adobe Stock(アドビストック)重要度:★★☆☆☆

| 月額 |
3,828円〜/月 (年間一括) |
| 課金の形 |
クレジット制 |
| BGM/効果音 |
数万〜/数万〜 |
| 日本語サポート |
日本語対応 |
| YouTube収益化 |
 |
Adobe CCで完結するなら
Adobe StockはAdobe Creative Cloudと統合されていて、Premiere Proの画面から曲を探してそのまま配置できます。すでにAdobe CCを契約して編集しているVTuberなら、素材を探しに別のサイトへ移動する手間がなくなります。
課金はクレジット制で、音楽1点につき1クレジットを使います。毎日の配信で大量の曲を入れ替える使い方には向きませんが、記念配信や案件動画で使う1曲を確実に押さえたいときには選択肢になります。日本語のサポートがある点も安心材料です。
Adobe CCユーザーに向く点
- Premiere Proの画面から探してそのまま配置できる
- 日本語のサポートと日本語の画面で使える
- 画像や動画素材と同じクレジットで管理できる
配信のBGM用途では弱い点
- クレジット制で曲を入れ替えるほど費用が増える
- 楽曲数は非公表で配信向けの網羅性が読みにくい
- 音楽だけを目的にすると月額が割高になる
配信の収益化を守るなら
VTuberの配信シーン別におすすめのBGMの選び方
同じ配信でも、待機画面と雑談とゲームでは求められる音がまったく違います。ここを1曲でまとめてしまうと、配信全体がのっぺりした印象になります。シーンごとに何を優先するかを決めておくと、曲探しの時間も短くなります。
VTuberの配信シーン別に選ぶBGMの目安
| 配信シーン |
合う雰囲気 |
用意する曲数 |
相性のいいサービス |
| 待機画面 |
静かでループしても飽きない |
5〜10曲 |
Audiostock |
| 雑談枠 |
声を邪魔しない軽い曲 |
20曲以上 |
Epidemic Sound |
| ゲーム配信 |
テンポが速く盛り上がる |
10〜15曲 |
Envato |
| 歌枠の前後 |
落ち着いた切り替えの曲 |
5曲 |
Artlist |
| 企画・お知らせ |
華やかで印象に残る |
3曲 |
Artlist |
待機画面は同じ曲が何度も流れる前提で選ぶ重要度:★★★★☆
配信開始前の待機画面は、視聴者が最初に触れる音です。ここで流れる曲はループ再生され、10分でも20分でも同じフレーズが繰り返されます。待機画面は同じ曲を長時間流す前提で選びます。
メロディの主張が強い曲は、3周目あたりで耳につきます。ピアノやアコースティックギター中心の落ち着いた曲、あるいは環境音に近いローファイ系が向いています。5曲から10曲を用意してランダム再生にすると、常連の視聴者にも飽きられません。
雑談枠は声を邪魔しない曲を20曲以上そろえる重要度:★★★★☆
雑談配信の主役は声です。BGMは背景に徹してもらう必要があります。ボーカル入りの曲や、リズムの変化が激しい曲は避けてください。話している内容が聞き取りにくくなり、切り抜き動画にしたときにも聞きづらさが残ります。
雑談枠は配信時間が長くなりやすいので、曲数がそのまま快適さになります。20曲以上をプレイリストにまとめて、曜日ごとに順番を変えるだけでも印象は変わります。
ゲーム配信はゲームの音と喧嘩しないテンポで選ぶ重要度:★★★☆☆
ゲーム配信では、ゲーム側のBGMと効果音がすでに鳴っています。そこにさらに曲を重ねると、音が渋滞して何も聞こえなくなります。ゲーム内の音楽が大きいタイトルでは、配信側のBGMを切って効果音だけを使うほうがきれいにまとまります。
ホラーゲームでは配信側のBGMを完全に切り、リアクション用の効果音だけを残す形が定番です。逆にパズルや作業系のゲームでは、テンポの一定した曲を流しておくと配信が間延びしません。ゲーム側のガイドラインと音源の規約は別物なので、その点は個別に確認してください。
歌枠とカラオケ配信は曲の扱いがまったく別になる重要度:★★★★★
歌枠は、ここまで説明してきたBGMの話とは扱いが変わります。ロイヤリティフリーの音源サブスクが提供しているのは、あくまで自分の作品に使うための楽曲です。歌枠でカラオケ音源をそのまま流すのは別の許可が要ります。
歌枠でサブスクの曲が活きるのは、歌う前の待機時間、曲間のトーク、そしてエンディングです。落ち着いた雰囲気の曲を5曲ほど用意しておくと、配信の切り替えがなめらかになります。
30日間無料トライアルあり
VTuberに人気のおすすめBGMジャンルと曲の特集
VTuberのBGM選びは、曲単体の良し悪しよりもキャラクターとの相性で決まります。キャラの世界観に合う曲は再生数より統一感で選びます。ここではよく使われるジャンルを、キャラの属性ごとに整理します。
ゆるふわ・癒し系の配信に人気のジャンル重要度:★★★★☆
ゆるい雑談を軸にしているVTuberには、アコースティックギターやピアノ、木琴などの音が入った柔らかい曲が合います。テンポは遅めで、音数が少ないものを選ぶと声がよく通ります。近年はローファイヒップホップも定番になっていて、作業配信との相性がとてもよいジャンルです。
ゲーム・クール系の配信に人気のジャンル重要度:★★★★☆
ゲーム配信を主軸にするVTuberには、エレクトロニックやシンセ中心の曲が合います。ドラムのはっきりした8ビートの曲は、対戦ゲームの緊張感を上げてくれます。アニメ調のロックも人気で、企画配信のオープニングによく使われるジャンルです。
迷ったら押さえておきたい定番ジャンル
雑談はローファイ、ゲームはエレクトロニック、企画はアニメ調のロック、エンディングはピアノ。この4つをプレイリストにしておくと、たいていの配信は回ります。
ホラー・朗読・ASMR系の配信に人気のジャンル重要度:★★★☆☆
ホラーゲームや朗読、怪談を扱う配信では、曲というより空気を作る音が必要になります。低い持続音や環境音、和風のホラーなら琴や尺八の入った曲が効きます。この系統は曲数が少ないサービスだと選択肢がすぐ尽きるので、効果音の点数が多いサービスを選ぶと安心です。
ライブ・記念配信で人気の盛り上がるジャンル重要度:★★★☆☆
登録者数の記念配信や3D化のお披露目、ライブ企画では、華やかなオーケストラやEDMがよく使われます。この場面は年に数回しかないぶん、視聴者の記憶に強く残ります。曲の完成度で選びたい場面なので、音質に強いサービスの出番です。
映像作品として切り抜きが残ることも多いので、権利の面で不安のない曲を選んでおいてください。1曲の印象で配信全体の空気が決まります。
配信の世界観を上げるなら
VTuberがおすすめBGMを配信に取り入れる手順と音量の決め方

画面の右上にあるキーワード入力欄が、日本語で曲を探せる部分です。その左に並ぶBGM、効果音、プレイリスト、ボイス、歌のタブで種類を切り替えられるので、VTuberが待機画面用の曲とリアクション用の効果音をまとめて探すときにも迷いません。
曲を契約しても、配信で気持ちよく鳴らすまでには少し準備が要ります。VTuberの配信は音声の比重が大きいので、音量の設計まで含めて1セットと考えてください。
BGMを配信で使えるようにするまでの流れ
- シーン別にプレイリストを作って曲をダウンロードする
- 配信ソフトのメディアソースに曲を読み込む
- ループ再生とランダム再生の設定を決める
- 声とBGMの音量バランスを取る
- 必要なら概要欄にクレジットを書く
曲はシーン別のフォルダに分けて保存する重要度:★★★★☆
ダウンロードした曲を1つのフォルダにまとめると、配信直前に探せなくなります。待機、雑談、ゲーム、歌枠、企画の5つにフォルダを分けて保存してください。ファイル名の頭にシーン名を付けておくと、配信ソフト側の一覧でも並び順が整います。
サービスによっては、サイト上でプレイリストを作れます。日本語で検索できるサービスなら、その場で「かわいい」「切ない」と入れて候補を並べ、良い曲だけをまとめて保存できます。この作業を月に1回まとめてやると、配信ごとの準備がとても軽くなります。
配信ソフトではループとランダム再生を設定する重要度:★★★☆☆
配信ソフトのメディアソースは、初期状態だと1曲を再生して止まります。待機画面のように長く鳴らす場面では、ループ再生とプレイリストのランダム再生を有効にしてください。曲が切れて無音になると、視聴者は配信が落ちたと勘違いします。
曲のつなぎ目で音が急に変わるのが気になる場合は、フェードの設定を入れると自然になります。ここは1度決めてしまえば、次の配信からは触る必要がありません。
声とBGMの音量差は12デシベルを目安にする重要度:★★★★★
配信の音量設計でいちばん多い失敗は、BGMが大きすぎて声が埋もれることです。声より12デシベルほど下げると聞き取りやすくなります。数字はあくまで出発点なので、実際に録画して聞き直しながら微調整してください。
配信ソフトの音量は上げすぎると声がつぶれます。特にゲーム配信では、ゲーム音、BGM、声、効果音の4つが同時に鳴ります。優先順位は声、ゲーム音、効果音、BGMの順で決めると、切り抜きにしたときも聞きやすい音になります。
クレジット表記は概要欄にまとめて書く重要度:★★★☆☆
有料の音源サブスクでは、クレジット表記が必須ではないことがほとんどです。一方で無料の配布サイトの曲を混ぜている場合は、サイトごとに表記の条件が変わります。使ったサイトと曲名を配信の概要欄にまとめて書いておくと、あとから確認するときに困りません。
VTuberの活動は年単位で続きます。どの曲をどこから持ってきたかを記録しておくことが、いちばん確実なトラブル対策です。
30日間無料トライアルあり
VTuberのBGMおすすめのよくある質問
VTuberは無料で配布されているフリー音楽をそのまま配信で使えますか?
配布サイトの規約しだいです。個人の配信なら無料で使えるサイトもあれば、収益化しているチャンネルは別の手続きが必要なサイトもあります。切り抜きやアーカイブが残ることまで含めて条件を確認してください。判断に迷う曲が増えてきたら、サブスクに移すほうが管理はラクになります。
配信のBGMは何曲くらい用意すればいいですか?
週に3回から4回配信するなら、40曲前後あると1か月は回せます。内訳は待機が5曲から10曲、雑談が20曲以上、ゲームが10曲前後、歌枠の前後とお知らせで数曲という配分が目安です。同じ曲ばかりだと常連の視聴者に飽きられるので、月に1回は入れ替えてください。
切り抜きチャンネルでも同じBGMを使えますか?
契約の名義が誰かによって変わります。自分のチャンネルでの配信を前提にしたプランでは、第三者である切り抜き師の動画までは届かないのが一般的です。公式の切り抜きチャンネルを自分で運営する場合と、外部の人に任せる場合でも条件が違うので、契約前にプランの範囲を確かめてください。
歌枠でカラオケの音源を流しても大丈夫ですか?
音源サブスクの契約とは別の話になります。既存の楽曲を歌う配信は、配信サイトと権利者の間の取り決めが関わってくるためです。この記事で紹介しているサービスの曲は、歌枠そのものではなく待機時間や曲間、エンディングで使うのが基本的な使い方です。
VTuberに人気のあるBGMのジャンルはどれですか?
雑談枠ではローファイやアコースティック、ゲーム配信ではエレクトロニックやアニメ調のロックがよく使われています。ホラーや朗読では環境音に近い曲、記念配信ではオーケストラやEDMが定番です。キャラクターの属性に合わせて4系統ほど用意しておくと、配信の雰囲気がぶれません。
月額はどのくらいが相場ですか?
個人の配信用途なら月858円から1,600円程度が中心です。Audiostockの動画配信者プランが858円、Epidemic SoundのCreatorが1,490円、ArtlistのMusic & SFXが1,590円となっています。案件を受ける、販売物に使うといった商用の範囲が広がると、2,400円から6,300円ほどの上位プランが必要になります。
無料トライアルがあるのはどのサービスですか?
Epidemic Soundは30日間、Audiostockのスタンダードプランも30日間の無料トライアルがあります。Adobe StockはAI Studio付きのプランで7日間です。Artlistは無料登録で検索と試聴ができ、EnvatoとSoundstripeにはトライアルがありません。曲の雰囲気が自分のキャラに合うかは、試してみないと分からない部分です。
VTuberのBGMおすすめのまとめ
VTuberのBGM選びは、曲の良し悪しよりも配信の場面ごとに何を求めるかで決まります。待機画面はループしても飽きない曲、雑談枠は声を邪魔しない曲、ゲーム配信はゲーム音と喧嘩しないテンポ、歌枠の前後は落ち着いた切り替えの曲というように、シーンごとに役割が違うためです。
選ぶときの基準は3つです。切り抜きやアーカイブが残っても安心して使えるか、配信の枠を埋められる曲数とジャンルがあるか、キャラの世界観に合う音を探しやすいか。この順で見ていくと、価格の安さだけで選んで後から差し替える事態を避けられます。
収益化しているチャンネルで安心を最優先するならEpidemic Sound、映像作品としての完成度を上げたいならArtlist、日本語で探して権利の確認まで早く済ませたいならAudiostockが有力な候補です。編集まで自分でこなすならMotion ArrayやEnvato、Adobe CCをすでに使っているならAdobe Stockという選び方もあります。
無料で配布されているフリー音楽も、活動を始めた時期には十分に役立ちます。チャンネルが伸びて切り抜きが回り始めた段階で、サブスクへ切り替えるのが現実的な進め方です。配信は年単位で続く活動なので、早めに整えておくほど後がラクになります。
VTuberの配信で使えるおすすめ音源サブスク7社の比較一覧表
※料金は1ドル=約150円換算・2026年6月時点・最新は各公式サイトで要確認。楽曲数と効果音数は集計基準が各社で異なり単純比較はできない概数です。紹介する7社はいずれも商用利用に対応しています。